昨日は
NPO法人親育ネットワークの月1講座「子ミュ力ゼミナール」
第82回は特別編。3人の講師に登壇いただき
「“保育”処(ところ)変われば…ー日本とニュージーランドの保育ー」
というテーマでお話しいただきました。
講師は
岩渕 優子(副代表理事、ふぁみりぃぐっどⓇ合同会社 代表、保育士)
加藤 幸江(ふぁみりぃ・ぐっど@にっしん 代表、保育士)
藤具 直子(ニュージーランド在住保育士)
のお三方。
ニュージーランドでは、
特別な課題を抱える子をスペシャルニーズというそうです。
言葉の発達が遅いことから気づくが、
専門家(スピーチセラピスト)が入って見てくれることで支援策が出てきて、
その子が過ごしやすい環境も国が支援してくれるとのこと。
小学にあがるときにも、保育士、学校の先生、専門家が入ってミーティングが成されて
進学に対する万全のフォローがあるとのこと。
日本では、スペシャルニーズのことを理解している保育士が少なく、
加配で入る人もそこを理解していないため、
加配がつくことでの安心感だけで、適切な支援ができないことがあるということです。
ひょっとしたら加配がついていることを知らない保護者も知らないかもしれない。
そして、進学することになっても保育園と小学校の架け橋がないため、
最適な支援策がとられないことが多いということでした。
これは、昔と今も変わらないようです。
連携がうまくなされているか、そうでないかは大きいです。
日本は教育に課題がある。
先生の技量もあるが、親としての育ちも未熟の課題もある。
視点が子どもに行っていないので、アンバランスさが否めない。
といったお話しがありました。
ニュージーランドでは、朝早く来た子には軽食を出したり、
モーニングティ、アフタヌーンティの時間が大人にも子どもにもあり
この時間は、どの企業にも法律で決められているそうです。
日本は、休憩はあるが、時間についていろいろとあるようです。
これも多くの企業にもあてはまるような気がします。
ちなみに僕は前職の時には休憩という休憩は取れませんでした。
管理職にもニュージーランドと日本でも違いがあるようです。
働いている人をサポートする視点か、
働いている人を追い込む視点か
その差が働きやすさに繋がってしまいます。
子どもも働く先生の心を「満たす」を忘れてはいけないと
強く思う時間となりました。
日本の教育は転換点にきていますね。
次回は、12月10日(土)13:30-15:30に愛知県日進市にて
「ハタモク×親育ネットワーク(後援:愛知県教育委員会、日進市教育委員会)」
を開催いたします。今回は、対面での開催です。ぜひご参加をお待ちしております。