2009年1月16日からスタートしたのが
「数学コーチングスクール」でした。
数学を選択したのも理由があります。
学生の頃から指導をしてきた長年の経験もありますが、
学びに対しての課題からこの科目を選択しています。
日本のテストは、基本的に
知識を問うものになっています。
覚えてなんぼ
の世界。
覚えることが出来た人は点が取れて、
覚えられなかった人は点が取れない
点が取れること=頭がいい
の価値観が、自己肯定感を低めていった一つの原因だと思います。
真の「頭がいい」は、
点数で評価されるものではなく、
その人の「人間力」だと考えています。
おのおのが自身の才能資質を見いだし、
それを世の役に立てていくこと
が求められています。
本来、学びは自分の視野を広めるもの、
興味あるものを深めるものであり、
楽しいものです。
しかし、その学びが、
子どもの頃の「点数主義」によって、
とても苦痛なものになっているのかもしれません。
さて、話を戻しますが、
数学は、覚えることがどの科目よりも少なく、
その知識を使って、問題を解いていく科目であり、
考える力や、論理性が身につくものですので、
この科目を選択しました。
苦手にする方も多いことから、
「苦手意識が変えられる」体験をすることで
価値転換を起こすきっかけにも繋がると思っています。
他教科を指導することも本当はできますが、
あえてそれを出さないのは、
親も子も受動的にならないようにするためです。
他教科は知識を覚えればできる内容ですから、
数学での学びをヒントに、
どのようにしたら身につけることができるのかを
試行錯誤をしながら、自分自身の弱い心と葛藤しながら、
自分で探求していくことが自律に繋がっていきます。
また、LaCLoは自律が目的であることから、
宿題を出すことも辞めました。
自分がどうなりたいか、どうしたいかを考えて
向き合ってほしいと思っています。
社会に出れば、
答えのないものと向き合うことになります。
自分で探求することができなければ、
ここからの社会では生き抜くことが難しくなると思います。
知識だけであれば、頭でっかちなだけで使えず、
膨大な知識のあるAIには足元にも及びません。
人でなければならないことができる力
が求められています。
また、その子がどうありたいかが大切ですので、
点数がどうだったや、順位がどうだったという話は出ますが、
そこに執着することはしません。
ましてや、点数や順位などを宣伝文句にして表に出すことは一切しません。
こういういった内容が見えないと、
HPやチラシを見ても
「で、どうなるんだ」という声を聞くことがあります。
上には上がいるような比較しか生まない結果主義の競争に子どもを巻き込み、
子どもに心の課題を生むこと、自己肯定感を下げることは決してしたくないのです。
数学は、青少年健全育成の一つのツールとして扱っています。
コーチングという名前を入れた理由は、
またの機会に。
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