社会に出るために | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

経団連が2018年に発表した

企業が新卒学生に求める能力

1位 82.4% コミュニケーション能力
2位 64.3% 主体性
3位 48.9% チャレンジ精神

 

とある。

子どもたちは、これらの能力が身についた状態で

社会に出ているだろうか。

 

閉じられた環境の中で、出会う人が少なければ、

コミュニケーション能力は育まれるわけはなく、

何でも与えられ、親が決めたレールに乗っていては、

主体性やチャレンジ精神が育まれるわけがない

 

人口増加、経済成長が著しく、終身雇用が守られていた時代は、

いい学歴、いい会社でも良かったのかもしれない。

 

しかし、厚生労働省が平成14年に発表した

「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会報告書」には、

すでにこのようなことが書かれていた。

 

【経済社会環境が急激に変化し続け、予測のつかない不透明な時代となり、

労働者、個人は一回限りの職業人生を、他人まかせ、組織まかせにして、大過なく過ごせる状況ではなくなってきた。

すなわち、自分の職業人生を、どう構想し実行していくか、また、現在の変化にどう対応すべきか、

各人自ら答えを出さなければならない状況となってきている。】

 

15年以上も前からこの状況はわかっていた。

しかし、大人が旧態依然の価値観で育ってきたために、

そうでない部分を見られないことも多く、

その価値観を押しつけてしまうのだ。

 

豊か(今はそうではないが)になり、

文化も発達し、新しく考えて作り出すといった

ものごとを想像し、創造する機会も少なくなり、

ますます能力値が下がってきている

 

変化の激しい時代になり、

10年後に自分の夢の職業がないことも予想される時代においては、

ますます自分自身の生き方在り方が問われる

だからこそ、

子どもたちにおいても、大人においても

変化に柔軟に対応できる力

コミュニケーション能力

主体性

創造力と創造力

チャレンジ精神を身につけられるよう

日々成長していくことが急務である

 

要するに大人も、子どもも

自律し、自立した人になる

 

活動の目的はここにある

 

「自律させるために何をしますか?」

 

※NPO法人親育ネットワークでは、アンケート調査を開始。
1年以上かけて内容を話し合ってきました。
調査分析結果を踏まえて世の中に提言をしていけたらと思います。
1000件が目標ですので、ぜひご協力をお願いいたします。

親育に関するアンケート