一と積の字は畏るべし | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

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愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

佐藤一斎「言志四録」の言葉

「一の字、積の字、甚だ畏る可し。

善悪の幾も初一念に在りて、

善悪の熟するも、積累の後に在り。」

 

一という字と積という字は、特に畏れ慎まなければいけない。

善と悪もそのきざしというものは、

最初の一念-ふと心に思い出すこと-

によるものであり、

また善や悪が固まるのも、最初の一念が積み重なった後に

結果として成るわけである。

 

最初の一念が肝要であり、

これが起点となって、

どちらに進むかが決まってくる

わけである。

 

一つのことに焦点が当たると

そのことが入ってきやすくなるからこそ、

最初の一念がよいものであれば、

よいものが強化され

悪いものであれば、

悪いものが強化されるのである

 

そうであるならば、

私たちは、いいものに焦点を当てるよう心がけたい

ものである。

 

「最初の一念を大切にしていますか?」