大人が視点を変えることが大切 | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日は、ご縁を頂きまして、

日進市青少年問題協議会に

委員として出席して参りました。

 

愛知県青少年保護育成審議会

では、県下全体のお話しでしたが、

今回は、愛知警察署管轄の詳細事例を

お聴きすることができました。

 

少年犯罪数は減少傾向に在るものの

日進市は昨年より若干増えているという

ことでした。

 

学校の先生からもお話しがございましたが、

子どもとの対話が大切になってくるように

感じます。

 

情報モラルに関しては、

市全体に啓発はされているものの

現場の立場からすると

なかなか理解できていないのが現状で、

子どもを守るためにも、

大人も情報モラルを学び

使っていくことが求められます。

 

後半は、

「青少年とつながる仕組みづくりと社会参加 

 ー問題解決の主体を誰に置くのか-」

をテーマに、全国こども福祉センター理事長の荒井和樹氏の

ご講演をお聴きしました。

 

以前、La C Loの講座に、

ここにボランティアで関わっていた当時大学生の方から

お話しを伺っていましたので、

いろいろなことがパチパチと繋がった時間でした。

 

視点が面白く、なかなか固い大人では

理解ができないことがあったように思いますが、

現場の声に即した活動で、

とても共感が持てました。

 

子どもたちの心にどれだけ寄り添えるか

そのために、どう関係性を築くのかということ

主体的に考える力を養うということ

がキーワードとして残りました。

 

相談したくても相談できない原因は、様々ですが、

スティグマ(他者や社会集団によって個人に押し付けられた負の表象・烙印。 いわばネガティブな意味のレッテル)

や恥がありできないというのが圧倒的。

スクールカーストを生んでいる世の中は問題です。

個を認めるのではなく、

勉強ができるから、裕福だからといったことでの

偏った承認が生んでいるように思えてなりません。

 

多くの子どもたちは、

親を苦しめたくないと思っているというのも

なるほどなぁと思いました。

 

親が大会社の人だから、先生だからといったことで

それを傷つけてはいけないと思っている。

 

子どもはよく見ているのです。

 

大人が地位や名誉、我が事で動くのではなく、

「大丈夫」「安心」「信じる」「共感」といったことを

全身で伝えていくことが大切ですね。

 

今後の活動のヒントもたくさんいただけた

有意義な学びの時間となりました。

 

「子どもの視点に立っていますか?」