ヨーロッパの教育って知ってる? | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日は、連続講座

「共育で大切なことって何だろう?」

を開催いたしました。

この事業は、令和元年度日進市市民自治活動推進補助金事業として

採択されたものです。

1回目のテーマは、「ヨーロッパの教育って知ってる?」でした。

オランダ、フィンランド、スウェーデンの3つの国の教育に詳しい方や、

実際に教育を受けた方を講師としてお招きし、

特徴的な教育内容や、日本との違いをお聴きしながら、

令和時代に求められる共育について考える時間となりました。

 

講師陣は、こちらの皆さま。

トップバッターは、日下さんによる「フィンランド教育」について。

実際にワークを交えて「考える」ことの大切さを学びました。

身近なところに考えるテーマはたくさんあります。

ちょっとしたことに疑問を持ち、議論する風土がありますね。

 




つづいて、若杉さんによる「イエナプラン教育」のお話し。

オランダの現状をお聞きしながら、イエナプランの原則を踏まえて、

どのように実践がなされているかを学びました。

元高校の先生ということで、日本の現状の教育にも精通していらっしゃいますので、

日本の教育の課題も学ぶ時間となりました。

 



そして、最後は、La C Loの卒業生でもある坪井さんによる

「スウェーデン教育」を実際に1年受けてきた体験談を聞きました。

考える教育、民主主義、先生と対等な関係性、主体性、

そして、定期的にメンタルケアをする対話の時間があること

が印象に残りました。

 



総じていえることは、

詰め込みではなく、考えることが重視されている

社会に出て必要な学びがなされている

自己肯定感や主体性が育まれやすい風土

だったように思います。

 

国の教育が急に変わることはないですが、

いいなぁ、そうなんだと感じて終わりではなく、

諸外国のいい点をどう日常に取り入れていくかで

変化が出てきます。

 

最後にその点について

皆様に考えていただく時間を取りました。

 

やはり、視点を広げる、多様性を身につける機会を

創ること、参加することは重要ですね。

 

次回は、8月25日(日)10:00-12:30。

2回目のテーマは「『未来をつくる子ども条例』って知ってる?」

です。こちらは、当時の策定に関わった方や、

最近この条例に興味を持った方から、

当時の想いや、この条例に関心を持つようになったきっかけ等を

お聴きしながら、実際の条例にも触れて、それぞれの立場で

できることを考えていきたいと思います。

「考えるとは?」