主役は | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

時々思うことは、
主役は誰なんだろうということ。

Aさんが、Bさんが前に進めるようにと
あれこれやっていると言われることがありますが、
よくよく伺っていると、
その中にBさんのことは出てくることはなく、
Aさん自身が安心したいから
という部分しか出てこないといったことがあります。
つまり、主役が逆転しているわけです。

この場合、AさんとBさんの間には何かがあり、
たいていの場合、壁ができている。
だから、Aさんが言えば言うほど、壁が厚く、高くなる。

だから、Aさんが何を言っても、根本解決にはならない。
なぜ壁ができたのかを考えなければいけない。

実は、Aさんが自分で壁を作っているのに気づいておらず、
それをBさんのせいにしてしまっていることも
あるのではないでしょうか。

その場合は、Bさんは壁を壊すことはできない。
Aさんが自分で壁を壊す、
つまり、Aさんが変わらなければいけない。

ターニングポイントをむかえるタイミングで
この事象はよく発生します。

AさんがAさんの論理を力で押し切った場合、
Bさんは、Aさんに信じられていないので、認められていないので、
前に進むことはなく、後退してしまう。場合によっては、断絶することもある。

主役はだれか?
見失わないようにしたい。

「主役はだれですか?」