昨日は、久しぶりに大阪へ。
今回は、「発達障害の子どもの明日を拓く」と題した発達障害児支援フォーラムへ
出かけてきました。
講師は小関康之先生。
先生の取り組まれている「発達援助法」についてお聞きしました。
これは、発達に遅れのある子どもたちに、言語療法を行うのではなく、
身体接触を基本として、ふれあうことにより母子関係を良好にし、対人関係、
社会性を気づいていくというもの。
中枢神経系に働きかける運動プログラムで、機能バランスを整え、運動能力、
思考・理解力・発語などの知的能力、コミュニケーション力等の向上はかること
をいいます。
先生のお話しの中で特に印象に残ったもの。
・大脳、小脳、脳幹、脊髄のいわゆる中枢神経系の成熟や、結びつきが
成熟に関わる
・生きる力は家族(特に母親)しか養えない。第三者は側面援助。
・リハビリテーションとハビリテーションは異なる
・とにかく行動し、あきらめないこと
・テレビやゲーム画面を長時間見ることは、睡眠障害などに繋がる
・情報は左手から伝わるので、左手を握りながら、物事を行わせる。
(ヘレンケラーのために、サリバンもやっていたらしい)
背中をさすったりもそうですが、「触れる」はとても大切なようです。
その後の懇親会でも、いろいろお話しを頂き、直接手の握り方をご指導いただきました。
今回の内容も、発達障害を持つ子だけに限らず、どんな人にも
必要な事ばかりだったように思います。