受験を考える | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

中3は試験も終わり、いよいよ受験勉強へと本格的にシフトする時期がきました。
進路が決まってくるこの時期。
様々なプレッシャーがあるかも知れません。

この受験をどう捉えるか。

高校に行くためということで動いていては、きっとまずい。
うまくいっても、いかなくても、そこで途絶えてしまう。

将来大人になるに当たっての準備、練習と思った方が
いいのかも知れません。そう考えれば、うまくいっても
仮にうまくいかなくても、先を見据えれば、どちらも
自分の大事な経験となって残っていくはず。

大人になったときには、正解がないものに日々向き合い、
その答えを誰に教えてもらうわけでもなく、自分で正解を
探していくことになります。

でも、受験は正解があるものに対して、向き合うもの。

正解があるものに対して、ちょっと苦しいから、めんどくさいから
などといいわけをして逃げていては、大人になって正解がないものに
立ち向かうことは、より困難になってしまうでしょう。

厳しいことを言えば、義務教育ではなくなるわけですから、
別に就職したっていいわけです。

でも、何かしらの目的があって高校にいきたいって思うのであれば、
他人と優劣を比べるのではなく、しっかり現実と向き合い、自分と向き合い、
一歩一歩着実に進んでいってほしいのです。

何十年かたって、振り返れば高校入試なってちっぽけな経験かも
しれません。でもこの「目の前のハードルを乗り越える」
経験の積み重ねが、自分への自信や、人間力をつくる上での
大切なものにきっとなります。

こう捉えられるようになるには、目先にだけとらわれすぎてはだめ。

将来を見据えて、その一歩を歩んでいるんだと思って、受験までの
残りの日を楽しみながら学んでほしいと願います。