㉛【三角形の性質(辺と角)①】

 

 今回から三角形の性質について考えます。

三角形は辺と角から構成されています。

辺と角の関係について考えてみましょう。

三角形は3つの内角、3辺から成り立っています。

 

 

内角の関係式は  A+B+C=180°

 

辺と角の関係について。

基本の関係式を導きましょう。

 

 

 

この3式を連立する。

 

 

①       式は余弦定理です。

 

A=90°のとき①式は三平方の定理となる。

では、①式を三平方の定理から導いてみましょう。

 

 

 

さらに角の正弦、余弦の値を辺から求めてみます。

 

ルートの中は、abcの対称式である。

(3つの文字の2つを入れ替えても式は変わらない)

 

①       式から正弦定理が証明できます。

 

①       式は2RRは外接円の半径)に等しくなります。

どうしてでしょうか。

 

 次回は三角形に関わる、外接円、内接円、傍接円に

ついて考えてみましょう。