【(多様性)フィリピン滞在記247】
フィリピンにはいろいろな人がいる。
学校にいてもそうだ。
多様性のある社会だ。
少し年齢の高い生徒がいる。
皆から先輩と呼ばれている。
好青年だ。
この間、健康診断で欠席。
「先生、今日は先輩、欠席です」
「先生、知っていますか」
「先輩は男半分、女半分です」
みんな笑っている。
よくあることらしい。
P先生。
30代の男性教員。
彼も男半分、女半分だ。
生徒たちもよく知っている。
会話の練習。
「P先生はどんな方ですか」
「P先生は綺麗です」
みんな、大爆笑だ。
会話で声の出ない生徒。
声の出し方が弱いのだ。
彼の特徴だ。
彼の顔つきを真似する。
これも大爆笑だ。
肌の色もいろいろだ。
色の白い生徒もいる。
「彼は日本人です」
みんな、笑っている。
いろいろな人がいて当たり前。
受け入れればより楽しくなる。
多様性がある世界は面白い。
日本人は生真面目だ。
笑い飛ばして終わらない。
日本人が関わると難しくなる。
多様性を嫌う傾向があるのか。
寛容さが足りないのか。
島国で暮らしているからか。
フィリピンも島国だ。
それでも多様性がある。
宗教、肌の色、言葉、考え方。
いろいろあり本当に面白い。
動物も多様性がある。
番犬はよく吠える。
野良犬はあまり吠えない。
野良犬は人をかなり意識している。
夜は集団で活動しているらしい。
人が少ないと活動が変わる。
昼間の野良犬。
概ね人とは友好的だ。
人の優しさを知っているかのようだ。
学校の犬はいつも寝ている。
(主人を守っている犬)
猫も人に友好的だ。
目がとろんとしている。
警戒しない猫が多い。
実際、交通事故は猫が多い。
人それぞれ違って当たり前。
その違いを楽しむ。
違いがあっても優しい。
そして面白い世界が広がる。
それがフィリピンだと思う。