【(日本の魅力)フィリピン滞在記236】
長い間、日本で数学教師をしていました。
数学教師が日本語教師としてフィリピンに渡り、早くも1年。
日本に行く技能実習生に日本語を教えています。
いろいろなことがあり驚きの毎日です。
もの凄く可能性の多いフィリピンですが問題もあります。
日本から近いようで遠いフィリピンの滞在記です。
円安が進んでいる。
日本で働くメリットが減っている。
それでも日本は憧れの国。
生徒たちの夢。
それは日本で働くこと。
日本への信頼はとても厚い。
日本人先輩たちの貢献のおかげだ。
例えばフィリピンの車。
日本製ばかりだ。
よく走り、壊れない。
トヨタ、日産、ホンダ。
街には日本の車のお店が多い。
しっかりしたモノを売る国。
そんな日本への信頼は厚い。
日本へ行ったことのある先輩。
父、母の世代から続く。
彼らの日本の評判はとても良い。
悪い話は聞いたことがない。
彼らは日本に強い興味をもつ。
アニメの影響がもの凄く大きい。
ドラえもんを知らない人はいない。
ドラえもんで日本の文化を知る。
そうはいってもこれからは変わる。
人材争奪戦の時代だ。
ライバル国は韓国、台湾、オーストラリアなど。
お金や待遇もかなりよい。
日本での受け入れ体制をいかに整えるか。
黙っていては日本に来てくれない。
日本への観光旅行とは違うのだ。
円安などの影響はこれからだ。
お金の影響は大きい。
彼らには家族の生活がかかっている。
ここ数年で状況が変わる可能性がある。
仕事の穴埋めでは来てくれない。
共に働いて生活する仲間だ。
彼らの能力は日本人と変わらない。
厳しい環境で頑張っている実習生。
とても我慢強い。
それでいて底抜けに明るい。
金の卵といってもよい。
彼らをいかに惹き付けるか。
今後の大きな課題だ。
生徒と話しているとわかること。
フィリピンは貧富の差が激しい。
そのため治安が悪くなる。
彼らは安全な暮らしを望んでいる。
日本では当たり前の安全。
それは彼らにとってとても価値が大きい。
水や食べ物が美味しい。
これも当たり前ではない。
(日本食の人気は高い)
当たり前でない魅力のある国。
日本は魅力的な国であった。
このまま魅力のある国であり続けるか。
自然災害が増えている。
食べ物も輸入に頼りすぎている。
車などの産業形態も変わりつつある。
若い働き手が極端に少ない。
この状態が続くとどうなるのか。
我々の覚悟と挑戦が試されている。