【(お金は強い)フィリピン滞在記227】

 

 

 

38年間は日本で高校数学教師でした。

数学教師が日本語教師としてフィリピンに渡り、早くも1年。

日本に行く技能実習生に日本語を教えています。

いろいろなことがあり驚きの毎日です。

もの凄く可能性の多いフィリピンですが問題もあります。

日本から近いようで遠いフィリピンの滞在記です。

 

格差社会のフィリピン。

お金持ちが優遇される。

1年以上住んでよくわかった。

 

ビレッジといわれる地区。

IDカードがないと入れない。

かなり厳しく言われる。

 

治安の問題があるのだろう。

確かに安心できる。

私のアパートはビレッジにある。

 

先輩の日本人先生。

アパートはビレッジにない。

泥棒に入られた。

寝ているときに大金を取られている。

 

非常に危険だ。

人がいても泥棒が入る。

場合によっては命に関わる。

 

ビレッジの外には警備員が多い。

モールもそうだ。

銀行にはもちろん警備員がいる。

途中の道路も警官が多い。

 

幹線道路は歩道が狭い。

狭いと言うより歩道はほとんど無い。

車道と端は車とバイクが止めてある。

(歩道は駐車場)

実際、人はほとんど歩かない。

歩かずにバスやジープに乗る。

バスやジープはどこでも止まる。

 

歩けないことはない。

バスを待つ人。

置いてある車。

そのスキマを歩く。

 

ところがビレッジの中は歩道が広い。

人も少ない。

幹線道路とは別世界だ。

 

しかも大きい家ばかり。

日本の平均の家より大きい。

車はもちろんある。

 

街の車の運転は横暴だ。

スキマがあればすぐに入り込む。

人が歩いていても入り込む。

 

とても危険だ。

車優先なのだ。

車はお金持ちしか持てない。

 

お金があると力を持つ。

露骨な格差社会だ。

格差社会は治安を悪くする。

 

生徒たちがすぐにお金がほしいという。

生活するとよく分かる。

お金があると生活が変わるからだ。

 

給料の安い仕事が多い。

働いても生活はあまり変わらない。

抜け出すためにはある程度の資金がいる。

 

日本に行き資金を貯める。

生活を変えるチャンス。

日本行きは人生を変えるチャンスなのだ。

彼らが真剣になるのは当たり前だ。