38年間は日本で高校数学教師でした。
数学教師が日本語教師としてフィリピンに渡り、早くも1年。
日本に行く技能実習生に日本語を教えています。
いろいろなことがあり驚きの毎日です。
もの凄く可能性の多いフィリピンですが問題もあります。
日本から近いようで遠いフィリピンの滞在記です。
最近のツイッターで見た内容。
「フィリピンの方が日本より物価が高い」
「ついにフィリピンに負けたか」
フィリピンは貧富の差が激しい。
ローカルフードで過ごせば一日数百円。
安く過ごすことは出来る。
ただしモールは全体的に高い。
高いモノもあるしそうでないモノもある。
一概には言えないが日本より安いわけではない。
輸入品の日本のモノは明らかに高い。
モールのお客。
今までは富裕層相手であった。
今はフィリピンの中間層も相手。
中間層が激増している。
(バスの中で歌う歌手に群がる群衆)
平均25歳で若い人が多い国。
お金があればチャンスが大きく広がる。
三年でも日本に行けばお金が貯まる。
中間層以上は給料が高い。
倍以上の開きがある。
ビジネスをして中間層に入り込む。
そうすれば人生が大きく変わる。
日本の給料は高い。
ただし物価も高い。
日本で働くフィリピン人実習生たち。
日本で楽な暮らしにはならない。
フィリピンは若い国。
街は車やバイク、人で騒然としている。
喧噪の街だ。
このような街も大きく変わってきている。
マニラ近郊。
コンドミニアムの建設ラッシュだ。
どこも渋滞がひどい。
なるべく職場の近くに住みたい。
そう考えるのが中間層たちだ。
二極化が進んでいる。
中間層より下の給料は安い。
日本円で月5万円前後。
家族が多いと生活は苦しい。
街には浮浪者がかなりいる。
道路で寝ている人もいる。
お金が無いとチャンスがつかみにくい。
今は世界的に人材難の時代。
やる気があれば良い。
いくらでも可能性は広がる。
彼らは英語も話せる。
能力も日本人と変わらない。
お金をかけないでも勉強できる時代だ。
やる気だけの問題だ。
フィリピン人は日本的なモノが好みだ。
努力することが好き。
挨拶することが好き。
日本の料理が好き。
日本のアニメが好き。
宝のような人材ばかりだと思う。
難しい漢字を勉強して日本に来る。
語学力は障壁ではなくなりつつある。
テクノロジー利用ができるからだ。
人間性の豊かな彼らは素晴らしい。
日本人が学ぶべきことは多い。
日本と対等な関係だ。
先日、日米比首脳会談があった。
対等な関係は政治でも同じだ。
近い将来、仕事でフィリピンに行く。
そんな日本人が増えると思う。