【(変わる国)フィリピン滞在記211】

38年間は日本で高校数学教師でした。

数学教師が日本語教師としてフィリピンに渡り、早くも1年。

日本に行く技能実習生に日本語を教えています。

いろいろなことがあり驚きの毎日です。

もの凄く可能性の多いフィリピンですが問題もあります。

日本から近いようで遠いフィリピンの滞在記です。

 

 

最近のツイッターで見た内容。

「フィリピンの方が日本より物価が高い」

「ついにフィリピンに負けたか」

 

フィリピンは貧富の差が激しい。

ローカルフードで過ごせば一日数百円。

安く過ごすことは出来る。

 

ただしモールは全体的に高い。

高いモノもあるしそうでないモノもある。

一概には言えないが日本より安いわけではない。

輸入品の日本のモノは明らかに高い。

 

モールのお客。

今までは富裕層相手であった。

今はフィリピンの中間層も相手。

中間層が激増している。

(バスの中で歌う歌手に群がる群衆)

平均25歳で若い人が多い国。

お金があればチャンスが大きく広がる。

三年でも日本に行けばお金が貯まる。

 

中間層以上は給料が高い。

倍以上の開きがある。

ビジネスをして中間層に入り込む。

そうすれば人生が大きく変わる。

 

日本の給料は高い。

ただし物価も高い。

日本で働くフィリピン人実習生たち。

日本で楽な暮らしにはならない。

 

フィリピンは若い国。

街は車やバイク、人で騒然としている。

喧噪の街だ。

このような街も大きく変わってきている。

 

マニラ近郊。

コンドミニアムの建設ラッシュだ。

どこも渋滞がひどい。

なるべく職場の近くに住みたい。

そう考えるのが中間層たちだ。

 

二極化が進んでいる。

中間層より下の給料は安い。

日本円で月5万円前後。

家族が多いと生活は苦しい。

 

街には浮浪者がかなりいる。

道路で寝ている人もいる。

お金が無いとチャンスがつかみにくい。

 

今は世界的に人材難の時代。

やる気があれば良い。

いくらでも可能性は広がる。

彼らは英語も話せる。

 

能力も日本人と変わらない。

お金をかけないでも勉強できる時代だ。

やる気だけの問題だ。

 

フィリピン人は日本的なモノが好みだ。

努力することが好き。

挨拶することが好き。

日本の料理が好き。

日本のアニメが好き。

 

宝のような人材ばかりだと思う。

難しい漢字を勉強して日本に来る。

語学力は障壁ではなくなりつつある。

テクノロジー利用ができるからだ。

 

人間性の豊かな彼らは素晴らしい。

日本人が学ぶべきことは多い。

日本と対等な関係だ。

 

先日、日米比首脳会談があった。

対等な関係は政治でも同じだ。

近い将来、仕事でフィリピンに行く。

そんな日本人が増えると思う。