【(CoCo番屋)フィリピン滞在記210】

38年間は日本で高校数学教師でした。

数学教師が日本語教師としてフィリピンに渡り、早くも1年。

日本に行く技能実習生に日本語を教えています。

いろいろなことがあり驚きの毎日です。

もの凄く可能性の多いフィリピンですが問題もあります。

日本から近いようで遠いフィリピンの滞在記です。

 

 

近くにアラバン地区がある。

大きなモールやホテルが密集する。

外国の方が多く住んでいる。

 

いわゆる富裕層の住む地区だ。

日本人医師の病院がここにある。

そのため、たまに行く。

 

あるビルの前で気がついた。

CoCo壱番屋。

「ええっ、ここにあるんだ」

(アラバンCoCo壱番屋)

CoCo壱番屋は地元愛知県が最初だ。

私が、学生の頃1号店が開店している。

すぐに人気が出て名古屋市内にも広がった。

 

弟と食べに行った憶えがある。

創業者は立身出世の方だ。

現在は引退されている。

コンサートホールの運営や慈善活動を行っている。

 

信条は「お客様主義」

心のこもった料理をだすこと。

常にお客の方を向くこと。

さらに「現場主義」の実践。

 

創業者はモーレツに働いた。

本人曰く、1日15時間だ。

昭和の時代でも超がつく。

 

値下げはしない。

薄利多売はしない。

経営で真心を伝える。

そうすれば、値下げの必要がない。

 

アラバンの店に入ってみた。

壁に店の信条がある。

お客様主義が書かれている。

(お店の理念が壁に書かれている)

カレーは日本のモノと変わらない。

少しルーの味が違うがとても美味しい。

辛さや量も日本と同じだ。

(野菜カレー(3辛)とサラダ)

値段は安くない。

フィリピンでは高級店だ。

料理は丁寧に作られている。

店員の気配りはさすがだ。

 

徹底的にお客様主義。

フィリピンにはあまりない雰囲気だ。

少し誇らしくなった。

 

日本精神が息づいている。

と言ったら、少し大げさかもしれない。

日本のサービス業のレベルは高い。

徹底したサービス精神。

 

フィリピンにお店が広がるか分からない。

ただ、徹底した店の理念がある。

そのようなお店は繁盛する。

 

フィリピンではスターバックスの人気が高い。

こちらも創業者の理念がしっかりしている。

コーヒーの味は日本と変わらない。

お客の対応も丁寧だ。

 

こちらも決して安くない。

それでもいつもお客で一杯だ。

店員の笑顔がよい。

 

「お客様主義」

「現場主義」

日本の誇れるサービス業の精神

是非、広がって欲しい。