38年間は日本で高校数学教師でした。何でもない数学教師が日本語教師としてフィリピンに渡り、早くも1年。日本に行く技能実習生に日本語を教えています。いろいろなことがあり驚きの毎日です。もの凄く可能性の多いフィリピンには問題もあります。遠いようで近いフィリピンでの滞在記です。
4月から猛烈に暑い。
昼間、外を歩くことは危険だ。
35℃前後で日差しが強い。
昨年は、この時期にフィリピンに来た。
当たり前の気候と思っていた。
今年は1年過ぎたフィリピンだ。
1月、2月は27℃前後の日もある。
特に、夕方は涼しいぐらいに感じた。
こんな涼しい日もあるんだと。
ところが、4月に入り急に暑くなる。
「こんなに暑かったっけ」
暑さが体に応える。
暑くて歩けない。
近くに行く場合もトライスクルに乗る人が多い。
歩いているのは日本人とインド人。
フィリピン人はほとんど歩かない。
歩かないというより歩けない。
昨年、5月にアパートのエアコンが壊れた。
熱中症の危険があった。
命に関わることであった。
しかし、すぐに直してもらえない。
学校には専属の大工はいる。
しかし、少人数で多くの物件を抱えている。
動けないのだ。
マニラ近郊(ラスピーナス)
今なら状況が分かる。
どうするか。
自己防衛するしかない。
お金や友人があると心強い。
助け合うしかない社会なのだ。
フィリピンは日本と対応が異なる。
物事の進め方が日本と違う。
すぐに動ける体制ではない。
全体がそのような動きなのだ。
この前、アパートの冷蔵庫が壊れた。
今回は私が原因だ。
霜取りに失敗した。
すぐに連絡した。
今回もすぐには直らない。
実際、冷蔵庫を運び出すだけで4日かかった。
直るのは一ヶ月ぐらいだろうか。
それくらいで考えた方が良い。
それでミニ冷凍庫を買う。
生活するためにはそれしかない。
一人暮らしだと協力しにくい。
この国は助け合いで成り立っている。
先日、学校の若い日本人職員が仕事をやめた。
「フィリピンは食と医療がまずいですね」
医療技術が低いわけではない。
日本のように保険制度が完備されていない。
病気になったら大変だ。
高いお金が必要となる。
そのため、薬ですます人が多い。
食はどうだろうか。
現地の食材は安い。
しかし、暑さのためか、油っぽい料理が多い。
油の質が心配だ。
さらに、お米をたくさん食べる。
お米は安くてお腹がふくれる。
毎日大量のお米を食べている。
さらに甘い物が大好きだ。
コーヒーには大量の砂糖を入れる。
ケーキはものすごく甘い。
食は暑さの影響を受けている。
運動はどうか。
もちろん、暑くて出来ない。
汗だくになり運動どころではない。
4月、5月は猛烈に暑い。
フィリピンの小学校にはエアコンがない。
今月からリモートになると新聞に載っていた。
コロナの結果、リモートが可能になったらしい。
暑い国の生活はいろいろ大変だ。
健康に過ごすためには工夫がいる。
特に暑さに関わる問題は細心の注意が必要だ。