会話での質問。
「日本はどんな国ですか」
「日本はきれいな国だと思います」
日本を表すキーワード。
「きれい」「美しい」がある。
生徒たちのイメージにある「美しさ」
さらに質問をする。
「何が美しいですか」
生徒たちは日本の映像をよく見ている。
「街の道路がきれいです」
「ゴミが落ちていません」
「そうですね。日本の街はとてもきれいです」
生徒たちは日本に行く技能実習生。
工場での会話も学ぶ。
「5Sとは何ですか」
「整理、整頓、清掃、清潔、躾のことです」
「頭文字のSをとって5Sといいます」
生徒たちはよく覚えている。
「どうして5Sが必要ですか」
ここで大抵の生徒は詰まる。
5Sは掃除をして周りを美しくすること。
美しい環境は安全につながる。
そのため皆の努力で美しくしている。
日本は美しい国。
多くの人が美しくしている。
だから公園のトイレもきれいだ。
生徒たちにはそのように話している。
美しさを尊ぶ国民性。
日本語に関わる美しさもある。
例えばきれいに書くこと。
「日本人は書道を習っています」
きれいな文字を書くために学ぶ。
黒板に字をきれいに書くとビックリされる。
きれいな文字は彼らにも分かる。
日本語の音の美しさ。
歌を歌うとよく分かる。
美しさは感動につながる。
美しさを感じた生徒は発音がよくなる。
数学にも美しさはある。
恥ずかしいので普段は言わない。
それでも確実にある。
その美しさが感激につながる。
日本の美しさといってもいろいろある。
今の時期なら桜。
日本を代表する花は美しい。
美しさを尊ぶ国民性。
(緑高校の桜)
日本の神道。
その源流に伊勢神道がある。
「正直」「清浄」がキーワード。
美しくする「清浄」。
「正直」もある。
心の美しさを磨くための「正直」
究極は心の美しさ。
フィリピン人は日本人が好きだ。
優しくて思いやりがある日本人。
彼らは心の美しい日本人が好きなのだ。
お金持ちの日本人が好きなわけではない。