【(美しさ)フィリピン滞在記204】

会話での質問。

「日本はどんな国ですか」

「日本はきれいな国だと思います」

 

日本を表すキーワード。

「きれい」「美しい」がある。

生徒たちのイメージにある「美しさ」

 

さらに質問をする。

「何が美しいですか」

生徒たちは日本の映像をよく見ている。

 

「街の道路がきれいです」

「ゴミが落ちていません」

「そうですね。日本の街はとてもきれいです」

 

生徒たちは日本に行く技能実習生。

工場での会話も学ぶ。

「5Sとは何ですか」

 

「整理、整頓、清掃、清潔、躾のことです」

「頭文字のSをとって5Sといいます」

生徒たちはよく覚えている。

「どうして5Sが必要ですか」

 

ここで大抵の生徒は詰まる。

5Sは掃除をして周りを美しくすること。

美しい環境は安全につながる。

そのため皆の努力で美しくしている。

 

日本は美しい国。

多くの人が美しくしている。

だから公園のトイレもきれいだ。

生徒たちにはそのように話している。

 

美しさを尊ぶ国民性。

日本語に関わる美しさもある。

例えばきれいに書くこと。

 

「日本人は書道を習っています」

きれいな文字を書くために学ぶ。

黒板に字をきれいに書くとビックリされる。

きれいな文字は彼らにも分かる。

 

日本語の音の美しさ。

歌を歌うとよく分かる。

美しさは感動につながる。

美しさを感じた生徒は発音がよくなる。

 

数学にも美しさはある。

恥ずかしいので普段は言わない。

それでも確実にある。

その美しさが感激につながる。

 

日本の美しさといってもいろいろある。

今の時期なら桜。

日本を代表する花は美しい。

美しさを尊ぶ国民性。

                         (緑高校の桜)

日本の神道。

その源流に伊勢神道がある。

「正直」「清浄」がキーワード。

美しくする「清浄」。

 

「正直」もある。

心の美しさを磨くための「正直」

究極は心の美しさ。

 

フィリピン人は日本人が好きだ。

優しくて思いやりがある日本人。

彼らは心の美しい日本人が好きなのだ。

お金持ちの日本人が好きなわけではない。