同僚のY先生との金曜会。
金曜日の夜は食事に行く。
一週間のお疲れ様会だ。
話題はどこまで言語力をつけるか。
目標によって変わる。
どのような生徒を育てたいのか。
技能実習生の場合。
L5の試験に受かれば良い。
そうすれば日本に行ける。
試験に受かれば良い。
後は現場で語学力を鍛える。
Y先生の考えだ。
今までの語学学習かもしれない。
現場では時間がかかる。
かなりの努力もいる。
Y先生が言う。
これからは自動翻訳機の時代。
そんなに語学力はいらない。
試験に受かれば十分だ。
私の考えは少し異なる。
試験にはもちろん受かる。
でも語学力はいる。
問題はどのような語学力かだ。
音を中心とした学習。
少ない語彙であっても音を身体に落とす。
音から文が作られる。
音を体に落とし込む。
それが語学力の基礎。
そこがあれば確実に伸びる。
会話の機会があれば伸びる。
子どもは親から音を最初に学ぶ。
音の基礎がつく。
それがネィティブかもしれない。
私は語学力の基礎だと考える。
この基礎がたたき込まれる。
そうすれば後は会話。
会話の経験で語学力がさらに伸びる。
この音の部分の基礎。
いかに作り上がるか。
AIアプリの力が借りられないか。
今の研究課題だ。
基礎を固めた上での会話練習。
会話も生成アプリを利用する。
アプリは本物の会話に近づいている。
会話本人の力を把握した会話。
力に応じた会話。
これが実現できれば素晴らしい。
(日本語を学ぶ実習生)
自動翻訳の時代。
語学の壁がなくなると言われている。
だからこそ思う。
本物の語学力をつける。
感情などの入った会話。
これは人と人としかできない。
楽しんで語学を学ぶ時代が近づいている。