【(フィリピン人Fさん))フィリピン滞在記184】

フィリピン人Fさん。

近くの居酒屋で会った。

「いらっしゃいませ」

日本語がしゃべれる。

とても流暢だ。

 

Fさんは20年近く日本にいた。

フィリピンパブで働いていた。

日本全国で働いた。

日本ではいろいろなことがあったらしい。

 

二十歳の息子がいる。

母子家庭である。

ビザのトラブルで緊急帰国。

 

子どもを残しての帰国。

当時、息子は二十歳前。

幸いお姉さんが日本にいる。

息子の面倒をみてもらっている。

 

息子は日本で働いている。

今は自立して生活している。

ただ、高校を卒業していない。

 

高校を卒業させたい。

できたら大学まで。

母親としての思いだ。

そのためにお金がいる。

ビジネスを始めたい理由だ。

 

彼女は日本語が堪能。

その関係で今の学校に働きに来た。

翻訳の仕事だ。

タガログ語と日本語だ。

 

いろいろお話を聞く機会が増えた。

 

日本にはいいイメージがある。

日本人がとても好きだ。

また、日本に戻りたい。

             (Fさんは中華料理が好きだ)

Fさんはとても優しい人柄。

しかも明るい。

日本語も達者。

人気が出ることは間違いない。

貴重な人材だ。

 

日本に長くいた。

そのためフィリピンの問題点がよく見える。

ビジネスのアイデアも豊富だ。

いろいろなビジネスをしたいと考えている。

 

「マンガ喫茶が面白いと思います」

確かにフィリピンにはマンガ喫茶がない。

漫画本も無いに等しい。

 

ただ、デジタル機器は日本と変わらない。

動画は盛んだ。

フィリピンで人気が出るかもしれない。

 

それとスパ。

台湾が有名だ。

フィリピンでも増えている。

中産階級が増えているフィリピン。

利用者も増えている。

 

彼女に言わせると技術がまだ不十分。

台湾や日本の技術を学ぶ。

技術が上がれば仕事になる。

技術が上がれば確実にお客が集まる。

 

それと不動産。

中古物件が増えている。

リノベーリョンして販売する。

土地付きの家は彼らの夢だ。

40年前の日本と同じだ。

 

ビレッジと言われる区域。

大きな家ばかりだ。

日本の家より遙かに大きい。

古い家が多い。

それでも、家が買えない人の憧れだ。

 

技術的に不十分。

フィリピンではいたるところにみられる。

しかし、それだけ可能性があるといえる。

伸びしろがある。

 

彼女がやりたい仕事に介護がある。

介護職は日本で行いたいと考えている。

日本人が好きなのだ。

 

お姉さんは介護職だ。

その影響もある。

人に対しての優しさ。

介護の仕事にやりがいを感じている。

 

家族が協力しているフィリピン人。

家族は助け合う。

家族を面倒みるのは当たり前。

彼らの自然な感覚だ。

介護職はフィリピン人に合っていると思う

 

日本での仕事。

日本は物価が上がっている。

経済的に苦しい生活になる。

 

彼らが働きやすい環境を作る。

日本人と差別にならない環境。

貴重な人材を活かすためには必須だ。