私の受け持っているクラス。
20人ぐらい生徒数。
生徒の年齢は20歳から35歳ぐらいまで。
学力差もある。
年齢が上がるとどうしても記憶が悪くなる。
発音も十分にできない生徒もいる。
会話の練習では順に当てる。
できない生徒には事前に宿題を出しておく。
範囲を絞って質問する。
本人にはなるべくストレスにならないようにする。
生徒は質問の返答に詰まる。
周りの生徒が助け船を出す。
ただ、ここは彼自身で答えて欲しい。
「静かにして。彼に答えてもらいます」
私の意図は生徒たちに伝わる。
生徒には間違いは仕方がないと伝える。
次回、間違わなければ良い。
そのための練習だ。
そのための復習だ。
力をつけるためにはあわててはいけない。
待つという姿勢が大切だ。
時間をかける姿勢が必要だ。
目の前にテストがある。
どうしてもそちらに目が行く。
テストに効果があれば良い。
そのための対策をする。
よく考えれば変だ。
テストは学んだことを確認することが目的だ。
テストをよくするための学びではない。
生徒は他人と比較する。
そうすると、あわてる。
自分ができないとあせる。
仕方がないことかも知れない。
しかし、学びは他人との比較ではない。
しっかりと基本をたたき込む。
あわてなくて良い。
じっくりと根元を豊かにする。
そうすれば、今後の成長が異なる。
農作物を見ればわかる。
根元の土壌から時間をかけて豊かにする。
その方が美味しい作物が育つ。
時間がかかっても良い。
成長がまったく異なる。
(熱帯性の植物)
フィリピン人生徒たちのすごいところ。
できない生徒に惜しみない声援をする。
できると拍手を送る。
答えている生徒も必死だ。
拍手はなんとも言えない雰囲気をつくる。
切磋琢磨する。
お互いの成長を喜び合う。
こんな雰囲気は日本ではあまりなかった。
私の教育が悪かったかもしれない。
それにしても、彼らは本当に純粋だ。
経済的に豊かでない。
しかし精神的には豊かだ。
真剣さがある。
真剣ならば変わる。
恵まれすぎている日本が見習いたい。
この国の将来が楽しみだ。

