こんにちは。今回もΣの計算について学びます。
前回Σk³の計算まで行いました。今日はΣk⁵、Σk⁷の計算です。
B男「先生、Σk³の計算は大変でした。もう少し簡単になりませんか」
「そうだね。今回は工夫してΣk⁵、Σk⁷の計算が出来るかやってみよう」
B男「教科書の階差の方法なら(k+1)⁶-k⁶の計算で複雑すぎます」
「ここからが工夫だ。ポイントは階差の式だ。もう一度整理してみよう」
「階差の式の工夫だ。ΣkもΣk³も共通の因数はないか」
B男「あっ!共通の因数はn(n+1)です。これが階差式のヒントだ」
「そうだね。n(n+1)を使った階差式はどうなる」
B男「できそうです。さらにn²(n+1)²を使った階差式も計算します」
B男「とても簡単な計算ですね」
「Σk⁵、Σk⁷にも挑戦してみよう」
B男「本当に見通しがいいです。数学はアイデアですね」
B男「Σk⁵、Σk⁷の式には因数n²(n+1)²を持つという特色があります」
B男「これはどうしてだろう。証明できますか」
「ヒントは階差の関係式にある」
「考える前にS₁、S₃、S₅、S₇のグラフを描いてみよう」
B男「えっ?グラフですか。Geogebraですね」
B男「これがスマホですぐに描けるわけですね」
B男「グラフは直線y=―1/2について対称です」
「不思議だね。これも次回証明を考えてみよう」
今回の結果と課題をまとめます。
今回はここまで。次回をお楽しみに。