最近「値上げ」の話題に慣れてきた。

経済の基礎をなしている原油や小麦の価格が上がっているのだから当たり前である。

 

ところが、私たちは長くデフレに慣れ親しみ、原材料費が上がっても、企業努力やらでその分を吸収し、消費者にはその影響が及ばない、という状況が当たり前だと感じるようになってしまった。

 

もちろん、小売りを中心に、よりお求めしやすい価格で消費者に提供するのが企業としての責務なので、今もこれからもその努力をし続けるのだが、さすがにその努力の限界を超えてきた。

 

昨日来られた某メーカーさんの石油を原料にする製品は、その価格を30%ほどあげないと会社の経営が持たない、とのこと。こちらとしては困るのだが、寡占のものだけでなく、競争関係にあるものも各社足並みをそろえるように値上げの話になっている。

 

石油の増産やウクライナ情勢の落ち着きが鍵を握っているが、当面はこの流れ、変わりそうにも、止まりそうにもない…(-_-)