昨日に続き、
メリメです。
メリメ(1803-1870)と言えば、
無論 代表作は「カルメン」。
本職は高級官僚なんですね。
パリ生まれ。海運省、内務省の要職を歴任し
業績をあげ、
歴史家であり、考古学者であり、
廷臣となり、上院議員にもなった。
プーシキンやゴーゴリを
初めてフランスに紹介したのも、
メリメ。
小説も戯曲も2足のわらじ。
片手間の余暇の著述が
後世に残っちゃうんですね~。
こんな偉い方を
めるめる如きが
呼び捨てにしていいのだろうか、と
ふと不安になってしまう
恐れ多いお方です。
この短編集に
↓
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昨日の「マテオ・ファルコネ
」が
収録されており
なにしろ薄いため
他5作品にも目をとおし、
検索かけたところ
泉鏡花が激賞したとの記録があり、
めるめる読者さまも
興味もっていただけそうな
お話がありましたので
折角なので御紹介しますね^^
「シャルル十一世の幻想」(1829・仏)。
この小説も短いのです。岩波文庫版、わずか10ページ。
17世紀のスウェーデン、
シャルル十一世は、絶対君主であり、陰鬱な王。
王妃を亡くし、過ごす夜。
侍従と侍医に、「下がって良い」の言葉は
まだない。
使われていないはずの大広間に
こうこうと灯りがともっていることに
気がついた。
小姓を呼んでは、
の言葉が聞こえないかのように、
大広間に向かう。
門番の
-もはやお進みになられますな、陛下!
の声を振り切り、
大広間の中へ。
喪服を着た群衆が
無数のたいまつに照らされている。
王家の紋章の服を着た血だらけの死骸。
直立して王冠を頂き勺を持つ子ども。
玉座によりかかる
老いた、執政官のマントを付けた男。
裁判官が時を告げ、
暗殺者が連行され、
斧が空中に閃く。
王はひるまず。
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-神の世界から来たなら。物を言え。
悪魔のところから来たなら、悪さをするな。
マントを付けた亡霊は
-その血は汝が治世には流れざるべし…
……されど五代の後。。。。。。。
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そして群衆の姿は消えて行った。
しかし王の靴には処刑の血が残っている。
3人とも、しかと見た。
この間、10分間。.
王は以上を書面にしるし、
秘したが、今に残る。
死骸は、グスタフ3世であろう。
処刑されたのは
アンカルストローム、
子どもは
グスタフ4世アドルフ。
老人はカール13世。
5代後に、まさに起こったのだ。
「シャルル十一世」
はウィキペディアでは
「カール11世(スウェーデン王) 」 です。
