○トーマス・ケホー スカンク事件。
孤児院に評議員の先生方がお見えになる!その日に!
男の子がねずみ取りでスカンクを捕まえた。
そして…。
評議員会場で真っ先に取り上げられたのは
「この亡霊どころではない
臭いをいったいどうすれば良いのだ」だった。
○げんこつ小僧暴言暴行事件
良い子にしていたご褒美に、
いたずら小僧を
よそのお宅に連れて行ってもらったら。。。
ヒヨコに石を投げつける。
ガラスを割る。
猫のしっぽをつかんで振り回す。
老婦人が
「猫にやさしくしておあげなさい」
とたしなめると
返事は
「くたばりやがれ」(^^;;;)
○コックとボイラー係ケンカ事件
けんかのはじまりは
火をたきつける、
ちょっとしたタイミングだったのですが。。
狙い上手な女コックが
手桶に入った熱湯を
ものの見事に
窓からぶちまけたため、
ケンカが大きくなった。
○インディアンキャンプの夜
夜更け、内緒で覗きに行くと
オトコどもは
ベッドから持ち出した毛布を着て
ニワトリの羽を頭に小粋に飾る。
ドクトルが戦勝踊りを踊り
サリーのお兄さんとお友達は
ドンドコ不気味な戦争太鼓を叩いている。。。
(ヤカンが2つ、再起不能になってしまった)
…とまあ、
これでもかこれでもかと
信じられない事件が
次から次へと。
次に何が起こるのかに
ワクワクしながらページをめくれるのです♪
孤児たちは一人ひとり、
事情をしょっています。
捨て子もいる。
母はアルコール中毒者の病院で死亡、
父不明なんて子がザラなんです。
主人公サリーは、
「あの子たちが
ここに来る前、
何を見、何を耳にしてきたが
考えただけでたまらない気がします。」
と心優しい。
とともに
孤児たちをとりまく
大人たちもさまざま。
昨日の記事にもでた
嘱託医の
七色の性格を持つ!?
マックレイ先生。
顎と生気のない
スネイスさんをはじめ
やんちゃな
大きな子どもみたいな
サリーのお兄さん、
男の子と遊ぶのが
大好きな
ウィザースプーンさん。
大学の同窓生の
ベッティ・キンドレット
ヘレン・ブルックス…。
そして忘れちゃいけない、
サリーの婚約者、
ゴードン・ハロック(政治家)と
ジュディー夫妻。
まだまだいるんだが。。。
の人間模様・人間観察も
鋭くかつ面白く。
女性と仕事、
女性と結婚。
孤児たちの過去や
貰われていく家庭のさまざまな
様子が語られ、
院長職を引き受けたものの
目の前の現実にがっかりし、
はやく辞めたい、と
嘆いていサリーが、
いつしか子どもたちと生きることに
生涯の喜びを見出す。。。
過程が
溌剌と、いきいきと描かれています。
Wikipediaあたりでは
描写における
当時の社会認識について
点が辛かったりもして、
これだけの
面白い小説が
「今は(原文のままでは)出版は難しい」と
言われてしまう。。。。
表現とはかくもデリケートなもの。
とめるめるも
感慨にふけったりするのです。
あと好きなのは
○サリーせんべい返し事件
○マックレイVSブレッドランド
「ソロモンの判決」事件
○げんこつ小僧がベッティに
キスしてもらって照れるところ。
などなど、
名シーン満載です☆
よろしかったら是非^^
