司馬遼太郎先生は国民的大作家ですから。
膨大な作品群の中から、
どれにしようか迷ったのですが。
まず
「花神」。花神とは、花咲爺のことです。
乱世に戊忽然と世に出、
あっという間の幕切れ。
幕末の軍略家、大村益次郎が主人公。
前半戦は淡々と物語が進み
後半に一気呵成に大盤振る舞い。
立てる軍略立てる軍略、百発百中。
「このときはこうしなさい」
「こうなったらこうしなさい」が
とにかく、ことごとく当たる。
神様じゃなかろうかと、
一兵卒までもが、
恐れ入り、
自分の役目を終えると、
さっさと(暗殺ですが)
この世の舞台から去っていく…。
司馬遼太郎先生は、
「地味なのではないか。
退屈なのではないか」
としきりに恐縮されていた記憶があります。
NHKで大河ドラマ化、されました。
(1977年)
めるめるは、大河ドラマ中、
この「花神」が最高傑作だと
信じて疑いません☆彡
同じくNHK「人形劇・三国志」に並び、
テレビの前にピタリと座って見たものです♪
You Tubeで
テーマーソングを見つけ、
小躍りしてiPodに取り、
壮大なテーマ曲を聞いておりますと、
中村梅之介さん(大村益次郎役)と
浅丘ルリ子さん(オランダお稲役)との
数々の名シーンが瞼に浮かび、
胸は打ち震えます♪
マスターテープが現存しないと
悲しくもNHK様はカミングアウトされておりました。
しかし方々から、徐々に、
貴重な映像は集まりつつはあるようです。
続きましては
「義経」
も好きだったりする。
軍事の天才は平時には用はない。
しかし乱世の歴史の舞台に、
奇跡的に現れるのです。
名高い「ひよどり越え」。
(断崖絶壁なんだからどうせ来やしないさとの油断を突き
確か馬を2匹崖から突き落とす。
1頭は起き上がらなかった。
しかしもう1頭は立ち上がり、いなないた。
「いけるはずだ!」と何かに取り付かれたような軍神は叫び、
少数精鋭の騎馬軍団はもんどりうって砂煙を立ち上げ駆け下り、
敵軍団を叩く!!
文字が並んでるだけなのに、
読んでるだけで
なぜにこうも
脳裏に見たこともない
情景が浮かび上がり、
血沸き肉躍るのでしょう♪)
そして「私は源頼朝の弟だ」と
ことある場ことある場での発言。
それが、
妻の実家の威勢を頼みにせざるをえず、
四方八方に目配り気配りし、
危うい地位であることを知りながら
綱渡りしている兄にとって、
いかに迷惑か。
理解し得ない、異形の物を見つめる目。
そして軍事の天才は、
人と上手く交わる術を知らず、
京の都を落ちていく。
数限りない栄耀栄華と凋落を見てきた
法皇は
好奇心から牛車を出せ!と叫び
遠巻きに義経落ち武者姿を
見世物のように見やり、
頼朝の
「わからぬ。ついにわからぬ。」の
つぶやきが…。
ドラマチックなのですぅ~☆彡
