実はよくわかっていない。
平城京はすっかり跡形もなく、
これではいけないと、
いにしえの都を何とかして現代に
よみがえらせようとする試みは始まっているようですが…。
( あらんみらさん ブログから得た情報です)
一方わが(←勝手に自分のもの呼ばわりする^^;)
唐は長安の都は、
跡形もないのは変わらないにしても
またとない資料がゴロゴロ。
寒い冬に恐縮ですが、
扇風機なんかもあったそうです。「龍皮扇」と言ったそうです。
どの世も、舶来品を珍重することに変わりはない。
長安の都は、イランもののエキゾチックに夢中。
「胡姫」が迎える酒場に
銀のあぶみをつけた白馬の貴公子が
花が舞い散る中、通い詰めます。
踊るのは「胡旋舞」。
音楽が始まると、さっと両腕が上がり、
「転蓬のごとく舞い」
「左旋、右転、疲れるを知らず」
だったのだそうです。
駱駝を連ねたキャラバン、
最新の知識や思想に触れるため、
命の危険をも顧みず、
海を山を越えてやってくる人々。
人々は行楽好き。
「名花に遭えばすなわち席を設け」
「遊蓋(←パラソルのことかな~)青雲にひるがえ」り
「遊賞さかんにして園林樹木閑地なし」
だったのだそうです。
「曲江の水辺」と「楽遊原の丘」が
人気スポット。
「曲江の水辺」には
紫雲楼・芙蓉園、杏園、慈恩寺。
「楽遊原の丘」は街を一望に見渡せる
高台にありました。
なぜ1,300年前のことがここまでわかるのか。
文字が残っているのですよ。
「全唐詩」48,000首。
「大平広記」500巻。
泡吹いて倒れてしまいそうなのですが、
なんと、これを読み抜き、通暁し、
分かりやすく解説してくださっているお方がいる。
- 長安の春 (講談社学術文庫 403)/講談社
- ¥810
- Amazon.co.jp
今年読んだ本のナンバー1でしたぁ~。
重めの美文でして、
かつ上のように随所に由緒正しく、
詳細に原典を示した描写が心地よい。
「万葉集」と「唐詩選」の性格の違いですね。
万葉集は相聞歌や旅の歌が多い。
唐詩選は当時の風俗を偲ばせる資料が、
読む人が読めば、
どんどん出てくるのです。
日本にこんな先生がいてくださったことに感謝。
早速、著者、石田幹之助先生の本、
追加注文しました☆彡
「少年行」 李白
五陵の年少 金市の東
銀鞍 白馬 春風を渡る
落花踏み尽くして いずれの処にか遊ぶ
笑って入る 胡姫 酒肆(しゅし)の中
五陵年少金市東
銀鞍白馬度春風
落花踏盡遊何處
笑入胡姫酒肆中
