ann miller


アン・ミラー(Ann Miller 1923-2004)。

友だちは、アン・ミラーが嫌いだそうで。

「くねくねしているところが、
 シナを作るところが、いやだ~」とのことです。

ま、わからないでもありません。





「Kiss Me Kate」(1953) 中「Too Darn Hot」。

シェイクスピア「じゃじゃ馬ならし」のミュージカルを作るという設定で、
アン・ミラーがプロデューサーに売り込みをかけるのです。

こんなかんじの役が多かった。

もうちょっとキャリアを重ねると、
女の子の中、別格の位置を占めてトリを取る、
そうですね~。

ポーラのCMの岩下志麻さんのような。


女性タップダンサーとしてはピカ一。

ご覧いただいた動画で、御堪能いただけるはずだと、
めるめるは自信タップリ☆彡

女性のタップダンサーには、
少し前には、エリノア・パウエル(1912-1982)などもいた。
しかしこの人は、表情に乏しいのです。

かたやアン・ミラーは
同じく上の動画、ラスト近く、

流し目でカメラを見据え

黒いレースの扇子を開いては閉じ、開いては閉じ、

タップの音も高らかに近づき、

ブルネットの髪をかき上げる…。

すごい素敵なんですけど…。


華やかな、ゴージャスな女らしさなんですね。
この方も、脚が美しい。

で、見せつけるんですよ。
自分のセールスポイントだって、知ってるんです(笑)

鼻っ柱が強い。

で、好みが分かれるのでしょう。


私に言わせると、

そこがまたキラキラしていて、
心なしか七色のラメなんかも入ってたりして

池波正太郎先生風に言うと

「えもいわれぬ…」

女らしさでして。

好きなんですね。
シド・チャリシーより断然、アン・ミラー派です。


歌も、吹き替えではありません。
自分で歌ってます。

演技もできる。
楚々とした乙女ではなく、
メリハリ効いたはっきりした女の子の役が多いので
やりやすい所も、あったでしょうけど。


続いて、素敵な素敵なダンスを。






「イースター・パレード」(1948)中、
「It Only Happen When I Dance With You」。

私は1940年代のミュージカル中、

フレッド・アステアが燕尾服で踊るパートナーは
アン・ミラーがベストだと信じて疑わないのですが、

なぜか二人の組んだダンスは、これしかないのです。

ましてや、この映画では言わば敵役。

健気なジュディ・ガーランドのそれに対し、
(アン・ミラーは
 自分からアステアのパートナー解消を申し出ていながら
 アステア&ジュディのコンビが成功すると嫉妬する)

どうも損な役まわりだったような。

実力と個性から言って
…勿体ない…。


もっとも、ミュージカル女優の方々は
雀百までなんとやら、で、息の長い人が多い。

アン・ミラーも、後年、
ブロードウェイの舞台で大成功を収めました。


話は戻り、もう一つ、
「キス・ミー・ケイト」には、
大好きなナンバーがあります。

「私なりのやり方で貴方に忠実に」。
良い言い回しです。

こう見えても私、夫には忠実なんです。
私なりのやり方で♪

使えるでしょ?