中国の、いや中国に限らず、
本を読んでも映画を見ても、
出ている女性が気になるのは人の常。
(私だけなのでしょうか。「私は気になる」と書くべきだろうか。)
中国の女性。めるめる的に分類してしまいましょう。
①強い系。
潘金蓮とか西太后とか則天武后とか。
エネルギーの塊ってタイプですね。
「金瓶梅」の解説文など読んでますと
(原典読まずにこんなこと書くなんて、
学者センセイ方にがっかりされてしまいそうです。恐縮です)
正直 辟易してまいります。
日本にはこのタイプの小者はいても、
大物は思い浮かばない。
もうこのへんでいいや、腹八分めという観念は、
この方々にはないのでしょうか。
恋愛は、人間の発明だと言われていますね。
「好き」だから「愛してる」からいいだろう、ってことですね。
そんなオブラート&建前、
さっぱりきっぱり始めから皆無。
ただ欲しい。こうしたい。もっともっともっと。
色・金・その他もろもろの欲…。
挙句の果て、潘金蓮さんは内縁の御主人に
怪しげな体力増強のクスリを飲ませ、
それがもとで御主人死んじゃう。
西太后とか則天武后とかは
そうしたどんでん返しも因果応報すらなく、
欲しがったもの手に入れたもの全て抱えて生き延びた。
②才気煥発系。
漢詩の世界にも、実は女性詩人はいるのです。
「科挙の合格者発表を(女の身ゆえ)悔しく見つめる」
なんて詩もあります。
いいトコのお嬢さん奥様、
日本で言えば○○内親王とか、
欧米で行けば○○公爵夫人とか○○伯爵夫人とかですね。
それと、
日本でいう芸者さんの中国版、
上客をつかむには、教養豊かでなければいけません。
紆余曲折を経て結ばれ
御主人が文人だったりすると、
(政治家や富豪夫人になると記録が途絶えちゃうからわからない)
一緒に所蔵の書画骨董を楽しんだとか、
御主人亡きあと戦乱の中所蔵の品を守り抜いたとか。
御主人亡きあと、
名誉と財産を守るため、縊死して果てた女性も、
いらっしゃいます。
③ よくわからない系。
楊貴妃とか西施とか虞美人とか妲己とかです。
美人で有名です。
しかし、本人が何を言った。こうした。
の資料に、誠に乏しい。
性格が。人となりが。
わかりにくい。。。
これが例えば紫式部なら。淀君なら。
ポンパドゥール夫人なら。
後世のいろんな方々が
どんな断片的資料でも探し出し。
ありとあらゆる角度から考察を加え。
想像力を駆使して実像に迫ろうとする。
時代時代での知識と積み重ねは膨大。
こちらも「ふむふむ、こういう人だったのだな」と
納得することができるのです。先人に感謝<(_ _)>です。
中国は、少ない…。
あるけど、めるめるが納得できるものは、少ない…。
( ↑ こう見えてもえり好みが激しい)
「この人に夢中になって、君主は国事を顧みなくなった」
「君主と一緒に○○をした」
「この美人はこう歌に詠まれた」
「これこれこれで死を賜った」
なんてばかりだ。
どういう経過で君主が見初め、
その時楊貴妃や虞美人がどう受け止め
何を持って寵愛を勝ち取り、そうあり続けたのか。
不幸な最後。に至るまでの気持ち。
最愛の人と別れる思い。
は当時の記録には、ありません。
当然と言えば当然です。
あったことを記録するのが史書。
残っているだけでも奇跡なんですから。
で、やっと中森明菜と沢尻エリカが出て参ります。
内面的な描写が
めるめるにはどうもわかりにくい中国ものの中
ダントツに女性向きで華やか。
(金瓶梅は、疲れ果てるのでお勧めする気にはなれない。)
ピリピリ癇走った、円満とはほど遠い個性。
そう、皆様御存知、
中国小説の傑作中の傑作
「紅楼夢」中の美少女中の美少女。
林黛玉(りんたいぎょく)について、
明日は書かせていただきますね。
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【めるめるPariの旅 2014.11.3~9】㉓

