0141124

(ivory : Found on metmuseum.org)



昨日の記事で「淡島千景」と打ち、

内なる衝動を抑えきれなくなってしまいました。


小津安二郎監督の「麦秋」なんかも観ていたはずなのですが

こちらは普通のお嬢さん。特別印象には残らなかった。


初めて意識したのは、

NHKで大河ドラマの特集やってて、

幕末の大老・井伊直弼を描いた

第1作「花の生涯」(1963)のワンシーン、

和服姿で歩き、振り向き、

「村山たか。」と名乗る。


なんと色っぽいのだろう、と見とれまして。


ただ者ではない雰囲気が、たった1シーンで、伝わってきた。



0141124-4



原作者は、淡島さんを村山たか役にする条件で、

テレビ化を承知されたそうです。

(まだテレビの認知度が低い時代。)


淡島さんのことを知りたい一心で、

調べました♪


お茶漬け食べてる日本人、

なぎ倒すような欧米の女性のパワーには

及ばないかな~とか思うものの、


十分に、激しい人生を送られた女性です。



井伊直弼に見初められ、昵懇となるものの、

ほかにもう1人、いたことになっている。

直弼の家臣であった長野主膳。

2人の男性を手玉に取ったことになっている。


ちなみに、設定としては三味線の師匠。

お坊さんと芸者さんの間に生まれ(←^^;)

小さい時から芸事を仕込まれ、

祇園の芸妓として出ていた。

玄人さんです。

容姿に恵まれ、芸の道に精進し、

人の気持ちを掴むのが上手い女性だったのでしょう。


しかし、藩の反対で会えなくなる。

「君がいなければ月も欠けてみえる」との

たかさんに送った手紙が、近年、発見されました。



井伊直弼は藩主を経て大老となります。

たかさんは、井伊直弼のため、密偵となります。


前歴を活かし、

京都の尊王攘夷の動静を探り、情報を集め、長野主膳に伝える。

公家に近づき、工作を仕掛ける。


実績は大きかったようです。


ここでの情報が、「安政の大獄」につながり、

多くの人の命が奪われることとなります。


ここで「井伊直弼のため」と入れてしまいましたが、


井伊直弼への思いが忘れられず、とか

長野主膳のため、とか

大老に呼び出された、とか

長野主膳に頼まれたとか


このあたりの経過や動機は、諸説あるようです。



そして井伊直弼は桜田門外の変に、倒れます。

長野主膳も斬首。


たかさんは、捕えられ、

斬首のところ、女ゆえに罪一等を許されて

三日三晩の生き晒しとなります。


たかさんの一子も捕えられ、

斬首され、その首は

たかさんの傍らに置かれたとされます。


生き晒しの後、

たかさんは仏門に入られ、

井伊直弼・長野主膳・我が子多田帯刀の菩提を弔い、

その生涯を終えました。



お子様は

芸妓時代の贔屓筋のお坊さんとの間に出来たのだそうで、

…目まぐるしい。


一筋縄でも二筋縄でもいかない。

これだけの人を

名指しで、演じるのは、

やっぱり、淡島千景さんじゃなきゃ。


いいトコのお嬢さんの正室、

寵愛を得たいと泣き崩れる側室なら、

誰でも出来ますよ☆彡



-------------------------------

【めるめるPariの旅 2014.11.3~9】⑮



0141124-2

(Le Café du Trocadéro
8, place du Trocadéro, 75116 Paris
ギメ東洋美術館近く。通訳さんお勧め。
牛肉のタルタル、絶品!即完食。
ケーキは美味しいけど、量が多かった…。しかし完食☆彡)


0141124-3