昨日の記事で「淡島千景」と打ち、
内なる衝動を抑えきれなくなってしまいました。
小津安二郎監督の「麦秋」なんかも観ていたはずなのですが
こちらは普通のお嬢さん。特別印象には残らなかった。
初めて意識したのは、
NHKで大河ドラマの特集やってて、
幕末の大老・井伊直弼を描いた
第1作「花の生涯」(1963)のワンシーン、
和服姿で歩き、振り向き、
「村山たか。」と名乗る。
なんと色っぽいのだろう、と見とれまして。
ただ者ではない雰囲気が、たった1シーンで、伝わってきた。
原作者は、淡島さんを村山たか役にする条件で、
テレビ化を承知されたそうです。
(まだテレビの認知度が低い時代。)
淡島さんのことを知りたい一心で、
調べました♪
お茶漬け食べてる日本人、
なぎ倒すような欧米の女性のパワーには
及ばないかな~とか思うものの、
十分に、激しい人生を送られた女性です。
井伊直弼に見初められ、昵懇となるものの、
ほかにもう1人、いたことになっている。
直弼の家臣であった長野主膳。
2人の男性を手玉に取ったことになっている。
ちなみに、設定としては三味線の師匠。
お坊さんと芸者さんの間に生まれ(←^^;)
小さい時から芸事を仕込まれ、
祇園の芸妓として出ていた。
玄人さんです。
容姿に恵まれ、芸の道に精進し、
人の気持ちを掴むのが上手い女性だったのでしょう。
しかし、藩の反対で会えなくなる。
「君がいなければ月も欠けてみえる」との
たかさんに送った手紙が、近年、発見されました。
井伊直弼は藩主を経て大老となります。
たかさんは、井伊直弼のため、密偵となります。
前歴を活かし、
京都の尊王攘夷の動静を探り、情報を集め、長野主膳に伝える。
公家に近づき、工作を仕掛ける。
実績は大きかったようです。
ここでの情報が、「安政の大獄」につながり、
多くの人の命が奪われることとなります。
ここで「井伊直弼のため」と入れてしまいましたが、
井伊直弼への思いが忘れられず、とか
長野主膳のため、とか
大老に呼び出された、とか
長野主膳に頼まれたとか
このあたりの経過や動機は、諸説あるようです。
そして井伊直弼は桜田門外の変に、倒れます。
長野主膳も斬首。
たかさんは、捕えられ、
斬首のところ、女ゆえに罪一等を許されて
三日三晩の生き晒しとなります。
たかさんの一子も捕えられ、
斬首され、その首は
たかさんの傍らに置かれたとされます。
生き晒しの後、
たかさんは仏門に入られ、
井伊直弼・長野主膳・我が子多田帯刀の菩提を弔い、
その生涯を終えました。
お子様は
芸妓時代の贔屓筋のお坊さんとの間に出来たのだそうで、
…目まぐるしい。
一筋縄でも二筋縄でもいかない。
これだけの人を
名指しで、演じるのは、
やっぱり、淡島千景さんじゃなきゃ。
いいトコのお嬢さんの正室、
寵愛を得たいと泣き崩れる側室なら、
誰でも出来ますよ☆彡



