パリで通訳・案内等お願いした方に
「私は西洋美術より東洋美術の方が好きなのです。
おすすめの美術館があったら教えてください」
と尋ねたところ、
こちら、セルヌスキ美術館 を教えて頂きました。
ガイドブックにも記載がなかったりするので、
御案内させていただきます。
とっても良かったです。
小さい美術館で、常設展は無料。
大きい美術館は、疲れますからね~。
こちらが目玉、元は目黒の蟠龍寺にいらした大仏様。
明治の廃仏毀釈のどさくさで、
な、なんと500両で売られて、今や遠いお国にいらっしゃる。
メインは中国ものです。
かなり古い年代のものが多かったな~。
こんなお人形や
こんなお人形もいらっしゃるのです。
中国の昔のことを書いた本などに
「胡」とか「匈奴」とか、
違う人種の方の記述が出てきます。
しかし、どんな人々だったのかは、
具体的な説明が、乏しいのですよ。
実際に当時の方が見て、作ったのであろうお人形見ていると、
イメージが湧いてきますね。
こちらはあえかなお姫様たちです。
豊かな髷の形が、ひとつひとつ、違いますね。
華奢なボディ、流れるような細いラインのお洋服が目を引きます。
皆さん、静かな微笑みをたたえて、
ガラスケースの中。
続いて、イケメンにいってみましょう。
中国は北魏時代のミュージシャンです。
京都宇治平等院の雲中供養菩薩像みたいなかんじで、
昔の洞窟の天井で空を舞いながら、
音楽を奏でていらっしゃったのです。
こちらも北魏時代の仏様。
仏様といえば、しもぶくれ、いや豊かな頬のお顔を
見慣れてしまっている私、
この仏様は、目立って細面でいらっしゃいますね。
しつこく
「みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす」(与謝野晶子)
のフレーズが、
頭の中を去来します。
こちらは唐の時代のもの。
たしか ギメ東洋美術館 には、唐の女の子たちが馬に乗り、
楽しそうにポロをしているお人形が
展示されていました。
こっちの方が状態が良い。
色もかなり、残っています。
こちらは男の子たちが同じく馬に乗り、
音楽を奏でているのです。
表情がまた、よいのですぅ~。
気になったお品だけの紹介になってしまいましたが、
青銅器、石碑、日本美術
(私が行った時は企画展で江戸絵画展やってて、
池大雅、丸山応挙、酒井抱一の絵と対面してしまいました)ほか、
収蔵品は多彩です。
19世紀の銀行家・収集家のアンリ・セルニュスキ伯爵のコレクションで、
死後パリ市に寄贈されました。
パリの高級住宅街の真ん中、美しいモンソー公園の隣にあります。
モンソー公園を抜けますと、
地図を見るまでもなく、凱旋門が見えて参ります。
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【めるめるPariの旅 2014.11.3~9】⑥










