先日、こちら で プルシェンコ様とニジンスキー様を
取り上げさせていただいたのですが、
なかなか好評だったので、
ニジンスキーの方、
もう1回やろうかな。と。
ジャンプは10回転以上。
( ↑ めるめる注 何がどう10回転なのか
よくわからないんですがこう書いてあるんです)
自分の身長より高く飛んだ。
舞台の袖から袖まで一気に跳ぶ。
「床に下りてこないで、羽ばたく鳥のように
上へ上へと飛んでいるように見えた」
「ジャンプの中に前に屈んだかと思うと
後方に反り、空中で前後する」
「なぜそこまで長く空中にとどまっていられるのか?」
と質問されると、こう答えたのだそうです。
「簡単なことだよ、飛んで止まるんだ」
・・・・・。。。。。
映像が残ってないから、
想像するしかありません。
真偽のほどはともかく、
空中浮遊を学んだ。幽体離脱できた。
予知能力があった、との説もあるのだそうです。
表舞台で踊ったのはわずか10年あまり。
19才から10年間。
ただ飛ぶだけでは人の記憶には残らない。
鬼気迫るパーソナリティと、
20世紀のはじめ、
舞台芸術そのものの大胆かつ新たな表現を求め続けた
バレエ・リュスの
(ロシア・バレエ団。
もっとも舞台の中身は「ロシア」風なんて
とっくに飛び越えてる)
企画力・構成力。
この2つの奇跡の出会いの産物なのでしょう。
だって、「白鳥の湖」じゃないし。
「くるみ割り人形」じゃないし。
「ジゼル」じゃない。
ニジンスキーが抜けた後も、
バレエ・リュスには
錚々たるダンサーが名を連ねましたが
ニジンスキーの存在感と後世への影響は
遥かにずば抜けています。
踊り始めたころからずば抜けていた。
ただし人との関わりの出来ないところも
ずば抜けている。
ひたすら踊りは憑依へと向かう。
そして
「踊る翼を持ってこの世に舞い来った」ニジンスキーは
「地上での幸福をつむぐ腕」を微塵も持つことは許されず
「だからこそ その翼は純白で壮大だったのだ」
(山岸 凉子「牧神の午後」より)
では最後に天高く飛ぶ
舞台での飛翔と
1939年、
かつての仲間の踊りを見て、
ふと現実の世界に戻ってきて見せた、
最後のジャンプを。









