0141018



好きすぎて、何から書けばいいのか、わかりませ~ん☆彡


映画作る上で、一番大事な人って、誰だろう?

プロデューサー?はお金集めたり、場面場面で調整したり、

宣伝の段取りしたり…。


口は出すだろうし、御意向は通さねばいけないでしょう。

名プロデューサーあっての作品は限りない。


なぜこの話を冒頭に持ってくるのかと申しますと、

脚本が良いんですよ。

監督名さっと書いて次に移るにはもったいないのです。


この作品、といいますか

ビリー・ワイルダー監督、I・A・L・ダイアモンド脚本。


このゴールデンコンビ作品、並べてみますか。

「昼下りの情事」。
「お熱いのがお好き」。

「アパートの鍵貸します」。


ことに後ろ2作は凄い。


ストーリーに全く無駄がなく、

ディテールの一つ一つに意味があり、


さながら萩尾望都「銀の三角」中、

ヒロイン、ラグトーリンが繋ぐモザイクのようです。

( ↑ このくだりは

   わかる人だけわかって下されば…<(_ _)> )


この映画、「超大作」とは違いますね。

「風と共に去りぬ」とか

「クレオパトラ」とか

「アラビアのロレンス」とか。


「気の利いた一作」には骨太すぎる。

一枚看板でお客を呼べるスタッフ・キャスト、

勢ぞろいですものね~。


で、コメディです。

その場で笑える。シビれる。あとから感慨がこみ上げてくる。


やはり偉大な作品というものは、

とおりいっぺんのジャンルに入りきれず、

どこまでもオンリーワンなのでありましょう♪



さて、時代は禁酒法の頃のアメリカ。


もぐり酒場で

ベースを鳴らすジャック・レモンと

サキソフォンを吹くトニー・カーティス。


しかし酒場は手入れに合い、あえなく失業。


車を取りにいった先でギャングの殺人を目撃。


こ、このままでは殺されてしまう…。


で、見つけたのは女の子オンリーのジャズバンドの求人。


「黙ってろ」と言い置き、電話をかけます。

マイアミへの脱出がかかっています。

「ン~~ンフ、ウ~フ…」


と電話口で鼻を鳴らし続け、……


さてさて、どうなりますことか。



の前に、

アカデミー賞授賞式での

ワイルダー監督のスピーチをご披露しましょう。

アカデミー史上、

もっとも感動的なスピーチの一つと言われています。


「何百万人ものファンに感謝する。

 とりわけ名前もわからないアメリカ人の紳士に感謝したい。

 彼がいなかったら今の私はない。


 私はユダヤ人。

 ナチス・ドイツを逃れてアメリカに亡命を図った。

 しかしメキシコでアメリカへの

 正式入国許可証がないことがわかり、

 メキシコのアメリカ領事館に出頭。


 ここでビザが降りなければドイツへ送り返される。

 つまり、死。

 (監督のお母様は、アウシュビツで亡くなっています。)


 領事館の役人は職業を尋ねる。

 私は『映画の脚本を書く』と答えた。

 役人は『いいのを書くんだ』とビザを出してくれた。


 それ以来、私はいい作品を書くよう努力してきた。

 あの名前もわからないアメリカ人のおかげで今の私がいる。

 彼に感謝したい。」


そしてワイルダー監督は、

がんで死の床にある盟友、

I・A・L・ダイアモンドに語りかけます。



「君がいま、この番組を見ていることを願う、I・A・L。

 この賞の半分は君のものなのだから。

 どうか、早くよくなってくれ。」



続きは、明日。