好きすぎて、何から書けばいいのか、わかりませ~ん☆彡
映画作る上で、一番大事な人って、誰だろう?
プロデューサー?はお金集めたり、場面場面で調整したり、
宣伝の段取りしたり…。
口は出すだろうし、御意向は通さねばいけないでしょう。
名プロデューサーあっての作品は限りない。
なぜこの話を冒頭に持ってくるのかと申しますと、
脚本が良いんですよ。
監督名さっと書いて次に移るにはもったいないのです。
この作品、といいますか
ビリー・ワイルダー監督、I・A・L・ダイアモンド脚本。
このゴールデンコンビ作品、並べてみますか。
「昼下りの情事」。
「お熱いのがお好き」。
「アパートの鍵貸します」。
ことに後ろ2作は凄い。
ストーリーに全く無駄がなく、
ディテールの一つ一つに意味があり、
さながら萩尾望都「銀の三角」中、
ヒロイン、ラグトーリンが繋ぐモザイクのようです。
( ↑ このくだりは
わかる人だけわかって下されば…<(_ _)> )
この映画、「超大作」とは違いますね。
「風と共に去りぬ」とか
「クレオパトラ」とか
「アラビアのロレンス」とか。
「気の利いた一作」には骨太すぎる。
一枚看板でお客を呼べるスタッフ・キャスト、
勢ぞろいですものね~。
で、コメディです。
その場で笑える。シビれる。あとから感慨がこみ上げてくる。
やはり偉大な作品というものは、
とおりいっぺんのジャンルに入りきれず、
どこまでもオンリーワンなのでありましょう♪
さて、時代は禁酒法の頃のアメリカ。
もぐり酒場で
ベースを鳴らすジャック・レモンと
サキソフォンを吹くトニー・カーティス。
しかし酒場は手入れに合い、あえなく失業。
車を取りにいった先でギャングの殺人を目撃。
こ、このままでは殺されてしまう…。
で、見つけたのは女の子オンリーのジャズバンドの求人。
「黙ってろ」と言い置き、電話をかけます。
マイアミへの脱出がかかっています。
「ン~~ンフ、ウ~フ…」
と電話口で鼻を鳴らし続け、……
さてさて、どうなりますことか。
の前に、
アカデミー賞授賞式での
ワイルダー監督のスピーチをご披露しましょう。
アカデミー史上、
もっとも感動的なスピーチの一つと言われています。
「何百万人ものファンに感謝する。
とりわけ名前もわからないアメリカ人の紳士に感謝したい。
彼がいなかったら今の私はない。
私はユダヤ人。
ナチス・ドイツを逃れてアメリカに亡命を図った。
しかしメキシコでアメリカへの
正式入国許可証がないことがわかり、
メキシコのアメリカ領事館に出頭。
ここでビザが降りなければドイツへ送り返される。
つまり、死。
(監督のお母様は、アウシュビツで亡くなっています。)
領事館の役人は職業を尋ねる。
私は『映画の脚本を書く』と答えた。
役人は『いいのを書くんだ』とビザを出してくれた。
それ以来、私はいい作品を書くよう努力してきた。
あの名前もわからないアメリカ人のおかげで今の私がいる。
彼に感謝したい。」
そしてワイルダー監督は、
がんで死の床にある盟友、
I・A・L・ダイアモンドに語りかけます。
「君がいま、この番組を見ていることを願う、I・A・L。
この賞の半分は君のものなのだから。
どうか、早くよくなってくれ。」
続きは、明日。
