落葉焚いて葉守りの神を見し夜かな (芥川龍之介)
この句作ったの、9歳ですって、9歳。
天才は違う。違いすぎる…と何だかイヤになってしまう。
と書き出しからネガティブな秋の宵でございます。
季節のお話と言えば あらんみらさん を思い出す。
(いつも季節ほかステキなお写真、広く深い知識)
源氏物語お好きでいらっしゃいます。
でもブログはエッセイだから、
今様清少納言になるのでしょうか。
先日コメ入れさせていたのですが、
我ながら良い詩だった。(注:自作ではありません)
自分のブログにも載せてしまいます。
白鳥の歌は
死ぬ時
花火のひとみは
消える時
あなたの帯は
解ける時
(「帯」堀口大學)
2行目まではできるだけゆっくり、
間をあけて読んでみてください。
最後は早くても、遅くても。
素敵でしょう。
最後のフレーズが効きますね。
難しい言葉は、ひとつも使っていません。
なのに、
あえかな女性の恥じらいと、
見つめる男性の吐息が、伝わってまいります。
もひとつ、堀口大學。
はじめの一節だけ。
白き薔薇は傷つきぬ
荒ぶ暴風雨の手荒さに
されども花の香は増しぬ
多くも受けし苦の為に。
(「暴風雨(あらし)の薔薇」
ルミ・ド・グールモン 訳:堀口大學)
もひとつ、何にしよう、…(詩集を引っぱり出す)。
17歳の男の子の詩にしましょうか。
青雲の志を胸に故郷を出て、
難関突破、受験のために異郷の地で暮らしています。
菊の花咲き誇るころ、
今頃家族みんなが集っている。
僕には見える。
僕ひとりがいない。
心の中でみんなそう思っている。
僕には、わかる。
初々しい詩です。
九月九日憶山東兄弟 王維
独在異郷為異客
毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処
遍挿茱萸少一人
九月九日、山東の兄弟をおもう
独り異郷にあって異客と為る
佳節に逢う毎にますます親を思う
遥かに知る兄弟 高きに登るところ
あまねく茱萸(しゅゆ)を挿して一人を欠く
