何年も前の話ですけどね。
仕事上、参加するとあるイベントに
ご当地着ぐるみキャラが出演することになりました。
(正確には着ぐるみワンセットを
1日貸してもらえることになりました)
たたた、と担当者のところに寄っていき
「私、入りたいんです」と直訴したところ、
熱意が通じたのか、OKが出ました!
ふふふ、ずっと憧れていたのです。
いつも若い男の子が取ってしまうこの役、
頼まなければ回ってこない。
で、前日、特大コンテナボックスに入った
変身セットが届く。拡げて風にあてる。
(汗臭いんだもん)
バッテリー充電。
次の日、まずバッテリーをしょいます。
半端なく重いが、負けない。
着ぐるみを着ます。
1晩では汗臭さは抜けない。
しかしこののち、
バッテリーが背中で結構な音を立て始め、
着ぐるみは膨らみ始めるため、
汗臭さは気にならなくなります。
代わりに、視界が効きません。
大きく膨らんだボディでして、
花嫁と同じで、介添えが必要です。
手を引いてもらい、静々と会場へ…。
いやあ、楽しかったですねえ。
公衆の面前で、
違う私になれちゃう。
コミケとかでコスプレする若者たちの気持ち、
分かります。
ぎくしゃくした動きで愛くるしさ!?を表現するため、
テクはいらない。
学校帰りの小学生が、
「あ、○○だ~」と声をかけてくれたりする。
親愛のあまり死角の後ろから
ケリを入れてくる
男の子なども時たまいるそうです。
が、バッテリーから噴射される空気が
守ってくれるため、
コケたりはしませんし、
私の出演時はそんなこともなく、
途中休憩時、
バッテリーを取り替え
(1時間くらいでしぼみ始めます)
写真撮影にも嬉々として応え、
さわやかな汗とともに
無事終了。
また入ってみたいのですが、
チャンスは巡ってくるでしょうか。
できればあの着ぐるみは
だいぶ使い込んでましたから、
新調されているといいのですが。
