「木と3人」(1962)
朴壽根(パク スグン 韓 1914-1965)
私が見つけたどの朴先生の紹介記事にも、
ゲーテが言ったという
このお言葉が紹介されていましたので、
謹んで私も。
モダンな絵だなあ、とはじめに思い、
押さえた色使い、
平板な画面構成
そしてこの石の表面のようなタッチが、
目を引くでしょう。
大げさに言えば、
アメリカの骨董屋さんで
伊東若冲の葡萄の絵を見初めた
若き日の(プライスコレクションで名高い)
ジョー・プライスさんの
気持ち、でしょうか。
朴先生は押しも押されぬ大家の先生なのにね。
日本では、紹介が少ないから。
朴先生は51才で亡くなられてます。
わりに短いような。
こういう事情もあってか
朴先生の
花崗岩のような画面と、
取り上げるテーマは、
生涯変わりません。
書かれているのは、
古き良き韓国の人々。
民族衣装を着てます。
日常の姿です。
洗濯・子守・談笑などなど。
ほぼ1色の東洋の片隅の
市井の人を描いた絵に
「モダン」と
ある意味、
的外れすぎる印象を抱く。
私の見る目の有り無しは、
まず置いといて、
これが冒頭
「民族的なことが世界的なことだ」の
意味なのでしょう。
普遍的である。
世界中の人たちがこの絵を見て感じる、
共通の何かがある。
このかすったような画面、
どうやって書くんでしょう。
ワンアンドオンリーです。
普遍のテーマと
完成された独自の技法。
明日は朴先生の
絵の数々を
お目にかけますので^^
