- アメリカン・パイ (秋田文庫)/秋田書店
- ¥648
- Amazon.co.jp
萩尾さんの本は、
好きなものが山ほど。
話し出したら、
止まらないんですけどね。
今日は敢えてこちら。
マイアミのライブハウスに、
流れ着いた女の子。
14才のリュー。
バンドのシンガー、
グラン・パをはじめとする
仲間たちとの出会い。
リューは程なく、
みんなと別れなければならない。
グラン・パが言って聞かせる言葉は
「思いだけは残るのだ。」
読んだときは、
何とも思わなかったけど、
時が経ち、折々に、
思い出すのです。
私が置いてる駐車場のあたりは寺町で、
朝晩お寺の側を通ります。
いつもきれいにしていらっしゃり、
「今月の法話」などと告知があったりして。
人通りも少なく、
気持ちを新たに!?出勤させていただいてます。
伽藍の脇を通り過ぎる度に、
不思議な気分。
お釈迦さまはずーっと昔の人なのに、
信者でもない私に、
こんな気持ちを分けて下さるのです。
西洋のお寺は、教会で、
天井高く差し込む光、
流れるおごそかな音楽は、
遠い昔のキリスト様からの
贈り物。
一人の人間の思いが、
今でもわかる形で残っている。
「思いは残る。」の意味が、
目の前にあるのに気付くのです。
とある審議会で、
参加者が偉い教育者の先生に
「愛とは何か」と問いかけました。
答えは
「愛とは誰かに必要とされているという確信であろう」
でした。
私は今まで、これほど素晴らしい
愛の定義を聞いたことがない。
先生に求められるものは、の問いかけには
自らの生き方を見て分かるよう
毅然として示すことであると思います。
これは決して難しいことではないと思います。
子どもたちにどのようであってほしいかを真摯に考え、
自ら勉強し、信念を持って
誠実に真剣に接することであると思います。
迎合は必要ありません。
明確な回答に、
「思いは残る。」が浮かび上がります。
多分これからも、
何回も、何度でも。