0140615



その1はこちら。


【コーラスガールから皇妃へ。の1】




衛皇后の母、衛媼。えいばあや、です。

皇后には兄弟姉妹が何人も。

みんな父親がワカラナイ。


皇后の出世で、

みな社会の文字通り底辺から、一気に浮上。


こういった方々は無能&強欲&贅沢三枚、

ついには国を傾ける…のがよくある話。

しかし。衛皇后の場合は。違うのです。


衛青(えいせい)と霍去病(かくきょへい)。


衛星は皇后の弟。

7度北方、匈奴を攻め、ことごとく成功。


霍去病は皇后の甥。

20才そこそこの若さで

匈奴王を降伏させ

その配下とともに長安に連れ帰ります。


その都度相手を変えて次々子どもを産む、

なんて人が周りにいては困るのですが(笑)


やはり、そういう人は

並の人が持ちえない何かを持っている。


18の日に見染め、きらきら輝いていた衛皇后。


そして衛星大将軍、霍去病。の中に

その「何か」が形を変えてそこにあった。

武帝はそれを見抜いた。


私はそこが好きです。


武帝以前が中国古代、

武帝以後が中国中世。


現実にしたのは武帝の闊達な性格と、

活気に満ち溢れた時代のエネルギーでした。


儒学の奨励による学術の基盤は以後二千年続きます。


元号は武帝の時から。


明治以前の陰暦は、

武帝の時代に整えられた暦法が基本です。



残念ながら、衛皇后の最期は悲惨です。


武帝は老い、神仙の道にふけります。

(なにしろ時代は紀元前)


ささいなことから

皇太子に憎まれることとなった臣下が

将来、自分の身が危ういことを悟り、

無実の罪を皇太子に擦り付け、


皇太子は逃亡先で縊死。

衛皇后は自死を賜ります。


ここに至るまで、48年。