その1はこちら。
衛皇后の母、衛媼。えいばあや、です。
皇后には兄弟姉妹が何人も。
みんな父親がワカラナイ。
皇后の出世で、
みな社会の文字通り底辺から、一気に浮上。
こういった方々は無能&強欲&贅沢三枚、
ついには国を傾ける…のがよくある話。
しかし。衛皇后の場合は。違うのです。
衛青(えいせい)と霍去病(かくきょへい)。
衛星は皇后の弟。
7度北方、匈奴を攻め、ことごとく成功。
霍去病は皇后の甥。
20才そこそこの若さで
匈奴王を降伏させ
その配下とともに長安に連れ帰ります。
その都度相手を変えて次々子どもを産む、
なんて人が周りにいては困るのですが(笑)
やはり、そういう人は
並の人が持ちえない何かを持っている。
18の日に見染め、きらきら輝いていた衛皇后。
そして衛星大将軍、霍去病。の中に
その「何か」が形を変えてそこにあった。
武帝はそれを見抜いた。
私はそこが好きです。
武帝以前が中国古代、
武帝以後が中国中世。
現実にしたのは武帝の闊達な性格と、
活気に満ち溢れた時代のエネルギーでした。
儒学の奨励による学術の基盤は以後二千年続きます。
元号は武帝の時から。
明治以前の陰暦は、
武帝の時代に整えられた暦法が基本です。
残念ながら、衛皇后の最期は悲惨です。
武帝は老い、神仙の道にふけります。
(なにしろ時代は紀元前)
ささいなことから
皇太子に憎まれることとなった臣下が
将来、自分の身が危ういことを悟り、
無実の罪を皇太子に擦り付け、
皇太子は逃亡先で縊死。
衛皇后は自死を賜ります。
ここに至るまで、48年。
