0140617



正しくは「愛という概念はなかった。」かもしれない。

この言い回しは山本夏彦さんのような気もする。

どこかで読んで、覚えていたのかもしれない。


好きな人ができた。

それは「病」であり病が終われば、

親の決めた人と添った。


ここだけ聞けば、

穏当ではない。


しかし、物事はまんべんなく捉えねば。


大奥だの後宮だの、

本来の意義は、お家の存続。


昔、人の命はもろかった。


赤ん坊が元気に生まれるだけでも大したもの。

生まれても、育たない。

10人生まれても、育つのは1人とか2人なんてザラ。


風邪をこじらせ、ちょっと転んだだけでも

あっけなく死んでしまう。

(予防接種なし抗生物質なしですよ~)


ましてや上つ方というものは

血筋としてひ弱。ますます危ない。


ならやはり、お子は何人いても

多すぎるということはない。


女性にとっても、昔、お産は命がけで。

10月10日入れておくだけだって、

大変なエネルギーが必要です。

(体小さい、栄養貧弱、体力ないのは気力で補う)


産むときだって、何パーセントかは、確実に命を落とす。

(今も医学的措置のない先住民族ではこのペースだそうです)


年増の正室が御懐妊。

イコール奥方の命が危険にさらされるということです。


だったら、若い方が、になっちゃいますよねえ。


昔、織田信長が所用で出かけ、

ナントカが居ぬ間に信長大奥は花見か何かでくつろいだ。


それを知った信長は、全員斬ったそうです。

もちろん、信長だからだかもしれません。

しかし、気を緩めるな、ということでしょう。


食うか食われるかです。



生まれてくるだけでも大変だった。

人の命はもろかった。

守るべき大義は大きかった。

の目で、もう1度。


「昔、愛などという言葉はなかった。

 結婚前に好きな人ができる、

それは『病』であり病が終われば、

親の決めた人と添った。」


それどころではなかったんですよね…。