0140616


中国セレブも良いのですが、

市井の人のことも取り上げないと。

で、竇娥冤。

中国のシェイクスピア、関漢卿(かんかんけい)の戯曲です。

生没年不詳。

1300年くらいまでは生きていたのではないか、とのこと。


人名、漢字ばっかりで読んでわからなくなりそうですし、

できるだけ使わないで進めます。四幕構成です。


序幕。

竇娥の母は、すでに世を去り、

父は、借金取りの婆さんに竇娥を引き渡します。


一幕。

13年後。婆さんの息子と結婚した竇娥ですが、まもなく死別。

嫁として姑に仕え続けます。

借金の取立てで危うく殺されそうになった姑を

助けてくれた爺さんと息子。

命の恩人なのだからと姑と竇娥と結婚させろ、と要求。

竇娥は気が進まない。


二幕。

姑を殺そうと竇娥の作った食事に毒を混ぜた息子ですが、

手違いで爺さんが死んでしまいます。

おとなしく女房になるなら表ざたにしない。と迫りますが

竇娥は拒否。捕えられてしまいます。

代官は、では姑を拷問すると恫喝し、

とうとう竇娥は自白、斬刑へと。


三幕。

刑場に引き出された竇娥は

一丈ニ尺(約3.7m)の白絹を

旗竿につるしてほしいと頼みます。


「ほんとうに私が無実なら、私の首が落ちる時、

 私の血は一滴も地面に落ちることなく

 白絹へ飛びます。」


「私がほんとうに無実なら、

 今は真夏でも

 三尺の雪が降り積もり、私の屍を覆うでしょう」


「私がほんとうに無実の冤みをのんで死んだなら、

 これから3年間、

 この楚州は干ばつに苦しむことになるでしょう」


そのとおりになりました。


四幕。

科挙に合格した父が、悪い奴らの罪をあばき、

竇娥の冤みを晴らします。



強欲な姑をかばい、

激しく怒りを燃え上がらせながら

断固として無実を訴え続ける

白熱のクライマックス。


白絹。鮮血。

真夏に舞い落ちる白い雪。



ね、中国、いいでしょうドキドキ