2024年8月。
赤いちゃんちゃんこ記念で
5年ぶりのヨーロッパ旅に復帰しました。
初めての北欧、3か国の周遊旅です。
アラビアとイッタラの作品が
中央に年代別に並んでいて
その周りに代表的な作品が配置されています。
イッタラのガラス作品。
左はフィンランドの現代工業デザイン界に
大きな影響を与えたタピオ・ヴィルカラの作品。
右はエルッキ・ヴェサントの作品。
どちらも同じ色合いの花瓶ですが
それぞれの個性が出ていて面白いです。
左はヘイッキ・オルヴォラデザインのキャンドルホルダ。
その他のハトやカモメ、フクロウは
フィンランドの伝説的ガラスデザイナー
オイバ・トイッカの作品。
フィンランドデザインの良心と呼ばれるカイ・フランクの作品。
万能で実用的な質の高い食器を
手ごろな価格で販売することに力を尽くし
フィンランドの人々の毎日の生活に
究極のフォルムのテーブルウェアーを提供し続けました。
ティーマシリーズとカルティオシリーズは
現在でもイッタラのスタンダードなシリーズで
広い年代から愛されているシリーズです。
ロシアに生まれフィンランドで花開いた彫刻家
ミハエル・シルキンの陶板。
ビルの看板に用いられているこの陶板も
同じくミハエル・シルキンの作品。
砂漠の砂をイメージさせる色合いに
エスニックで迫力あるデザインです。
フィンランドのセラミックアーティスト
ルート・ブリュックの作品は
どれも印象的なものばかりでした。
鮮やかな色合いの陶板と絵画のような陶板。
焼物というより
絵画を見ているようです。
これはビルゲル・カイピアイネンの作品。
カイピアイネンといえば
アラビアを代表するパラティッシシリーズのデザインで
知られている作家です。
彼の作品の中で心をわしづかみにされたのが…
この作品。
虹色に輝く地に花や果物、蝶が舞う
うっとりするほど美しいレリーフでした。
中心に並ぶアラビアとイッタラの食器を見ていきます。
制作年ごとに並んでいるので
それぞれの歴史を食器で見ることができます。
あまりに多すぎるのでいくつかピックアップ。
「魔法」や「魔力」という意味を持つ
アラビアのタイカ。
大胆なデザインと色使いで人気のシリーズですが
これはフクロウかな?
シンガポールと名付けられたカップ。
色使いや筆遣いが中国の水墨画みたいですが…
JAPANと名付けられたこちらのカップも
やっぱり中国にしか見えない。
ヨーロッパから見ると
どこも中国ってイメージなのかな。
イッタラの定番カステヘルミ。
その他にもイッタラのムーミンシリーズや
オールドアラビア、パラティーシシリーズなど
どれも大満足の品揃えでした。
ゆっくり展示を楽しんだ後
下のショップに向かいます。
エレベーターホールから
展示されているオブジェが並んでいました。
これ、
ミャ〇ミャ〇っぽいけど
どっちがリスペクト?
じっくり楽しんだイッタラ&アラビア デザインミュージアム。
先日クローズしてしまったようです。
期せずして両方の展示を楽しむことができましたが
今後、イッタラは
ヘルシンキ市内からかなり遠い
イッタラ村のガラスミュージアムで楽しむことになりそう。
ヘルシンキ市内から気軽に足をのばせる
ここは便利だったんだけどな…。
ミュージアムの受付で
こんなものをゲットして…
1階にあるショップをのぞいてみます。