すごーーーーく久々に映画館へ。
ようやく話題の「オッペンハイマー」観てきました。
オスカー7部門を受賞して
注目度がグッとアップしたタイミングでの公開。

原爆の父ロバート・オッペンハイマーの
栄光と苦悩の半生を描いたこの作品。
日本人の心情としては
受け入れられない部分もあります。

例えば原爆実験の成功で
関係者が喜びに狂喜乱舞する場面。
単純に研究が実を結んだ喜びとは捉えづらいです。
沖縄戦を描いた「ハクソー・リッジ」を
虚しく鑑賞したワタシなので
原爆の被害を身近に感じている皆さんの
憤りと哀しさがわかるような気がしました。

映画の中では広島・長崎の被害について
軽く数字だけが語られるのみ。
映像の魔術師とも呼ばれるノーラン監督なら
被爆者や被爆地の様子を
映像化できたのではないかという声もあるようですが
どこまで忠実にするか難しいですよね。

そして、原爆被害者の心情に配慮して
公開がなかなか決まらなかったのこの作品。
原爆研究だけがテーマではなくて
実はもっと大きなテーマに沿って
オッペンハイマーの人生が語られます。
個人的には原爆よりそっちなのねって感じ。
戦争と同じくらい人間は怖いよ!

主役のキリアン・マーフィーは
「プルートで朝食を」のキュートな女装が好きで
ずーっと気になってる俳優。
エミリー・ブラントも大好きだし
マシュー・モディーンやジョシュ・ハートネットなど
懐かしい顔ぶれにも萌えました酔っ払い

上映時間の3時間
不安だったトイレ問題に悩まされることもなく
あっという間に観終えた感じ。

観終えても
量子力学が何なのか
まるっきり
謎のままだけどなっ!  

ホント、
ノーランの頭の中覗いてみたいわニヤニヤニヤニヤニヤニヤ