毎年恒例のヨーロッパ旅。

2019年は暑さを避けるため10月に設定しました。

 

 

 

 

金ぴかコーナーを抜けると

次はルネッサンス代表作まみれコーナー(笑)

フィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」。

フィリッポ・リッピはルネッサンス中期の代表的な画家。

くるくる巻き毛の天使のような子供が特徴ですよね。

 

 

 

 

ピエロ・デッラ・フランチェスカの「ウルビーノ公夫妻の肖像」

これ、美術の教科書で目にして以来

すごく印象に残っていた作品なのです。

初めて本物を目にしたときに

本物のすばらしさを実感した作品のひとつ。

 

 

 

 

そして人だかりの向こうに見えるのが

今回一番の目的にしていた作品。

 

 

 

 

ボッティチェリの「プリマヴェーラ(春)」

ボッティチェリといえば「ビーナスの誕生」が有名ですが

ワタシは断然「プリマヴェーラ」派!

 

 

 

 

かなり乙女チックな構図なのですが

実は500以上もの植物と200以上の花が確認されていて

植物学的にも貴重な作品なんだそうです。

画像中央でほほ笑む花と春と豊穣を司る女神フローラ。

彼女のドレスが個人的にすごく好き!

 

 

 

 

ボッティチェリの代表作「ビーナスの誕生」

美の女神ビーナスが海の泡から誕生した場面を描いたこの作品。

西風の神が祝福の風を送り

誕生したばかりのビーナスを時の女神がマントをもって出迎えます。

目覚めたばかりのビーナスの表情が色っぺー。

 

 

 

 

同じ構図のこんな石板もありました。

西風の神がお多福にしか見えないけど(爆)

 

 

 

 

こちらもボッティチェリの作品「パラスとケンタウロス」

ボッティチェリの描く女性のドレスがどれもツボ!

学問と真実の女神パラスのドレスもすごく素敵なんだけど

こんなにガーリーで美しい女性が

獰猛なケンタウロスをいじめているようにしか見えなくて

見様によってはガーリーというより族のレディース(爆)

 

 

 

 

ボッティチェリの世界に浸った後は

その隣にあるこの部屋でまたまたうっとり。

「トリブーナ」と呼ばれる八角形のこの部屋は

コジモ1世の息子でトスカーナ大公のフランチェスコ1世が

自分だけの美術鑑賞を楽しむ特別室として建設されました。

 

 

 

東方から運ばれたといわれる6千個もの貝で飾られたドームや

部屋に合わせて作られた八角形のテーブル。

大理石の象嵌が美しい床など

部屋ごと美術品のような空間です。

 

 

 

 

 

 

そしてこの部屋に続く廊下の天井。

素晴らしい意匠にため息しか出ません。

 

 

 

 

写真撮影解禁前はこの風景しか撮れなかったのに。

解禁になってホントによかった!

解禁万歳(涙)

 

 

ウフィッツィ美術館探索はもう少し続きます。