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今年の21本目にしておくけど
劇場ではなく機内で観た作品。


アメリカのマーキュリー計画を
陰で支えた黒人女性たちの話です。
原題の「Hidden Figures」とは「隠れた人影」みたいな意味。
個人的には「ドリーム」より原題の方が好き。


しきりに出てくる「計算係」という言葉。
まだコンピューターではなく
人間の計算で宇宙計画が進められていた時代。
あらゆる公式を駆使して
宇宙から大気圏への再突入角度とか
突入タイミングとかを割り出していきます。
もちろん当てはめる公式が違えばすべてやりなおし。
どの公式が最適なのか公式探しから始まるのです。
人間ってすごい!


そしてこの時代はまだ黒人にも厳しい時代。
人種差別と性差、ダブルの厚い壁に囲まれながら
自分の能力を信じて仕事に向かう女性たち。
彼女たちの信念がやがて周りを動かすことになります。


この作品を観たら
アメリカの歴史上の話として終わらせないで欲しい。
今の日本って
非正規雇用が正規雇用と同じ仕事をしているのに
労働に対する評価はまだ低いです。
女性に対しても「総活躍社会」とかいいつつ
労働環境はいつまでも改善されない。
能力に対する不当な評価もはびこっている日本。
それにも通じる映画だと感じました。


固い話は抜きにしても
とにかく胸が熱くなる素晴らしい作品でした。
もちろん実話に基づいた映画です。


日本では9月29日公開予定。
機内で観るチャンスがあればぜひ。


※調べてみたらFiguresって
「計算」という意味もあるみたい。
ダブルミーニングなのかな…