今年の5本目。
アカデミー賞作品賞受賞作を。


1962年アメリカ。
ニューヨークの高級ナイトクラブで
用心棒として働くイタリア系のボビー・リップは
口先と人望で世の中を渡り歩いている。
ふとしたきっかけで
黒人天才ピアニストドクター・シャーリーの運転手として
コンサートツアーに同行することに。
育ちも文化も人種も違うふたりだが
衝突を繰り返しながら
徐々に友情を築いて行く…。


人種差別が根付くアメリカ南部で
ピアニストとしては評価されながらも
黒人としての対応しか受けられないシャーリーと
白人でありながらも
イタリア系として偏見の対象になるトニー。
ふたりを通して
アメリカの複雑な社会構造が垣間見えます。
移民で成り立っている国のはずなのに不思議。


 
監督は「Mr.ダマー」や「メリーに首ったけ」など
ハチャメチャコメディでおなじみ
ファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリー。
久々に名前を聞いたと思ったら
これまでとは路線の違う作品を
素晴らしい人間ドラマに仕上げています。


主演のトニー・リップ役には
「ロート・オブ・ザ・リング」の
アラゴルンでおなじみのヴィゴ・モーテンセン。
クールで北欧顔の彼がイタリア系?と
興味津々でしたが
肉体改造やしゃべり方などで
見事にイタリア系になりきっていました。


実話を元にした作品なので
エンドロールでは
実際のふたりの写真が出てきます。
まるっきり雰囲気違います。
そういう意味では
最近流行りの「そっくりさん作品」ではなくて
好感が持てました(爆)