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今年の30本目。
久々の桜坂劇場で。


1950年代のロンドン。
上流階級の女性たちの憧れ
「ハウス・オブ・ウッドコック」で
美しいドレスを作り続けている
オートクチュリエのレイノルズは
ある日立ち寄ったレストランで
ウェイトレスのアルマと恋に落ちる。
ロンドンで生活を共にするものの
生活の規則正しいリズムを大切にするレイノルズと
若く攻撃的なアルマの間には溝が。
自分の想いが空回りする毎日に絶望するアルマ。
やがて、絶望が怒りに変わるとき
アルマはある恐ろしい計画を企てるのだが…。


3度のアカデミー主演男優賞に輝くダニエル・デイ=ルイスの
引退作として話題になった作品です。
役作りのため、ニューヨークの裁縫師の元で
1年間ドレス作りを学んだ成果は
作品中のあらゆる場面で観ることができます。


この作品のもうひとつの主役はドレス。
今作でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した
マーク・ブリッジスは
1950年代の社交界のドレスを生み出すため
さまざまな研究と工夫を重ねたといいます。
https://bijutsutecho.com/magazine/interview/15096
(詳しくはこのインタビュー記事で)
1950年代に作られた生地で
ドレスを作ったという事実にびっくり!
そんなこだわりが生み出したドレスは
どれも美しくて見ているだけで幸せになれます。


そして、監督のポール・トーマス・アンダーソン!
ワタシは「マグノリア」と「パンチドランク・ラブ」が大好き!
奇妙な恋愛観と人間関係が
絶妙に絡み合う世界観がたまりません。
今作でも情熱的な愛情が
歪んで静かに暴走していく様が
ホラーのように描かれています。
ラストで改めてこの監督、好きになりました。


ダニエル・デイ=ルイスって
引退後は靴の仕立て屋になるってウワサがあったけど
あれがホントなら
今作の世界がリアルに繰り広げられそうで
かなり興味あるわー(笑)