どうぞよろしくお願いいたします　🙇‍♂️

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そして、次の窓口では日本に滞在期間中の注意事項を説明されます。２週間の自主的隔離、公共交通機関の使用不可など、です。

そして、その次の窓口では、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、日本に滞在期間中の注意事項を説明されます。２週間の自主的隔離、公共交通機関の使用不可など、、、、、。。

もちろん、渡された手元の資料にも、同じようなことが書かれています。なんと丁寧なのだろうと感動すら覚えました。徹底している。

そして、次の窓口に行った際、年配の男性職員が「えーっとね、、日本滞在中の注意事項を説明するけどね、、、」とまたまた始まります。

え？何回目？　そんな気持ちがついつい顔に出たのだと思います。僕の表情を見て、彼は「、、、というか、、もう何回も聞いてるよね？」と苦笑いしました。口元に笑みを浮かべたまま、黙って頷くと「だよねぇ、、じゃあ、ハショッて大丈夫ね」と笑いました。少しだけホッとしました。

３度目の説明を省けたからホッとしたわけじゃありません。こんなおじさんがいることに、ちょっと嬉しくなったのかもしれません。

そこから検査結果が出るまで、待たされます。ロビーの待合所。多くの人と、椅子をひとつ置きに座り。

流石に１４時間のフライトの後、疲れていたのか、本を読んだり、ケータイを触ったりする元気もなく、ぼーっと、正面で流れているテレビを眺めます。

平日の昼時間。ドラマ。日本語。テーマは「不倫」。ぼーっと見ながら心からどうでもいいと思ってしまう。

つくづく、恋愛感情にときめかない無粋な男だなと、母国の空港のPCR検査最中に、実感させられました。

もちろん４７のおっさんが、日本の昼メロドラマでキュンキュンしたら、それはそれで気持ち悪いのだけれど。

そんなことより、壁際に、コチラ向きで、ずーっと微動だにせず立っている、ひとりの空港女性スタッフの方が気になります。

数十人が無言で一方向に向いて座るロビー。不倫ドラマの音声だけが響き渡る中、傍に、手を前に組んでピクリとも動かないメガネをした女性職員。何をするでもなく、前を向いて口を真一文字に結んでいます。、、、、

え？みんな見えてる？ひょっとして、僕にだけしか見えない妖精なのかな。

１時間ほど経ったでしょうか。アナウンスで「番号、●番から○番までの方、５番窓口までお進みくださーい」と流れます。やっと順番が来たよ、と立ち上がろうとしたその瞬間、マネキンかと思ったその女性がしゃべり始めます。

「番号、●番から○番までの方、５番窓口までお進みくださーい」

、、、、、、、いや、聞いたよ、いまのアナウンスで。

ええ！？　まさかそのためだけに、ここに立てらされてるの！？

いらないです。絶対に。彼女、かわいそうです。

もし、耳の不自由な方やご年配の方がいらしたら、アナウンスと同時に迎えに来ましょう。１時間、不動の心で、そこに直立不動で立っている必要は軍隊じゃない限り、ない。

最後の窓口で検査にパスした証明書をもらいます。「陰性」と書かれた紙片を見て、ホッと一安心。

当初、まだ検査自体が始まり手順が慣れていない頃には、空港の検査で４～５時間待たされた！というネット上での書き込みを見たことがありました。そう考えると、１時間半くらいの行程は、そう長く感じませんでした。むしろ、短くてホッとしました。

ただ、１週間前に帰国したインターン社員が「社長！３０分くらいでした！アタシ！」と余計なLINEをくれていたので、やっぱり、そう短くも感じられなかったけれど。

やっと空港から出られますー。

次号に続きますー。

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極秘来日その一部始終３