いつか… | ゆずき☆のブログ

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数年前、私たちはケンカをして、それまでたまにしていた連絡もしなくなった。


LINEをしても既読にならず最初は見てないだけだと思ったけど、1年以上既読にならず、あとになって消したんだと気づいた。


それぐらいの言い合いをしたし、私だってムカついた。


これで思い出すこともないかな…って思ったのにコロナが流行して、彼のことがすごく気になった。


元気で過ごしてるかな?大丈夫かな?なんて。


LINEに送っても既読にならないので、私たちが主に使っていたパソコンのアドレスにメールをした。


それでも連絡がなくて1年以上経った。


でもそれでいいと思った。


連絡がなければそれで終わり。


私たちはパソコンのメールアドレスしか知らないから。


忘れたいのに忘れられない彼の存在。


忘れたいのに覚えてしまっているメールアドレス。


これで連絡が取れなくて本当に忘れられるんだ…


もう一生連絡することも会うこともないのか…って思ったら少し胸がチクっとした。


毎日忙しく過ごして忘れかけていた頃メールが来た。


広告メールが多くてメールに気づかなかったって。


そんなメールを1年以上経って見つけるってどんなん?って思いながらも、今までを埋めるようにメールした。


そして、私たちはどんな仲なのと聞いてきた。


私『どんな仲なのかと聞かれれば私はわからない。
私は、好きで、忘れられなくて、あの時韓国に行っていたら何か変わってたのかなって思ったけど、でももうどうにもならなくて、きっと連絡が取れなくなったら忘れられるのに…って思ってたけど、実際にケンカして本当に連絡が取れなくてなって、生きてる間会えないかもしれないって思ったら、もう連絡来ることもないかもしれないけどメールをしていた。』



シン『私もそうだよ。
君の心と同じだ。
今あなたの幸せを邪魔したくないけど
 君に会いたい。
 その時は邪魔されずに君と二人でいたいけど叶わないだろう?  』



私『いつか会えたらいいね。

2人で会って、前の時みたいに辞書を使って会話したい。

 生きていれば…連絡さえ取れていればきっといつか会える。


シン『私たちが会える日が来るのかな。  君と二人でベッドで話をして、キスをして、抱いて寝た記憶がまだある。 こんなに長い時間が経ったのに

あなたが日本に帰った後、私たちがまた会ったらどうだったかな?
会社でも認められているし、経済的にもかなり余裕があるのに···寂しい。 
メールをするほどあなたに触りたくなる

私『もっと早くにそんな言葉が聞けたら良かったな


シン『お前もやはり私にそんなこと言わなかった。

僕はあの時、すごく大変だった。
やることもうまくいかず、家の問題も少しあった。
いろいろ大変な時だった。
それで君に荷物を渡したくなかった。
君が幸せになってほしかった。
私を選ばなくても、理解することにしたの。

私はあの時あなたがすごく憎かった。
お互いがお互いの関係に対する未来を悩み、結局関係が悪くなった。
そこまでは大丈夫だった。
男女が別れるのに仕方ないことの中の一つだと思った。
私たちはお互い遠くにいて会うこともできなかったから。
メール内容が正しく解釈できなくて誤解が生じたかも知れないし,
望む解釈ではなく、お互いの心がまともに伝えられなかった可能性もある。

お前が憎かったのは、お前が他の人に会ってすぐ結婚したということだった。
お前には私がそんなに軽い存在だったのか。 考えるようになった。
でも、その後もあなたと連絡したよ。
ところであなたは私の心がどうなのか関係なく子供も生んで私に見せてくれたの。

気楽な友達ならそういうこともある。 お互いにお祝いしてくれたりする…
でも、私たちはそんな仲じゃなかったじゃん。

お前の子供が憎いのではなかった。
男としてお前が他の人と関係を結ぶのが嫌だったし、しきりに想像されるのも嫌だった。
それでお前に怒ってそうしたんだ。
お前は私がなぜそうするのか分からなかったが.... 



私『私の言いたいこともたくさんあるし、シンの言いたいこともたくさんある。
私の考えも伝わらなかったし、シンの考えも伝わらなかった。
シンは両親や親戚が日本人のことを良く思わないから、私とは付き合っても結婚はできないと言ったんだよ。
無理だったとしても、説得してみるという言葉が私は欲しかったよ。
離れているからこそ、言葉やメールが大事だと思っていた。
結局お互いがすれ違っていたんだろう。
私が韓国に行っていたら今より苦労することが多かったかもしれないし、もしかしたら幸せに過ごせたかもしれない。
シンが日本に来ていたら、一緒に住んでいたかもしれないけど、仕事とか苦労が絶えなかったかもしれない。
結局どの選択が正しかったのかなんてわからない。
ただ一つ、すれ違って今があるという事実だけ。

そんなメールをした。

シンも私と同じように忘れられなかったんだと知れたのは嬉しくて良かった。

今でも忘れられない。

初めて会う日。

今みたいに携帯が使えなかったから、時間とお互い目印になるものを持って行ってソウル駅で待ち合わせて、本当に来るのか心配と初めて会うドキドキ。

ソウル広場で2人芝生に座って話たっけ。

辞書を片手にいろんな話したなぁ。

私が南大門市場で買った洋服を見て、高くてもデパートで買った方が質が良くて長持ちするのにって言われて、可愛いからいいの!って話したり、

お姫様抱っこをしてくれた時には、
軽すぎる!痩せすぎだからもっと食べないとダメだよって言われたり、

キスをして抱きしめられた時には、キスも私が初めてならよかったのにって言われて恥ずかしくて顔も見られなくて。

今ならその先も…って思えるけど、当時は怖くて怖くて仕方なかった。

だから、ただぎゅっと抱きしめられ眠った。

駅まで送る時は切なくて、私はいつまでも見送っていた。

仁川空港まで向かうバス中、飛行機に乗った時にはとてつもなく寂しくて。

家に帰った時にシンからの無事に着いた?のメールが嬉しかったな。

もう13年も前のことなのに、昨日のことのように覚えてる。

私たちが出会ったころにも、今のように携帯で連絡を取り合うことが出来ていたならまた違った未来があったのかな。


出会った時から今までいつも私が日本語でメールをして、シンが翻訳して日本語にして送ってくれている。

お互い韓国語や日本語に触れる機会もなく、ほとんどの言葉を忘れてしまった。

でも、シンの声が聞きたいと思った。

そして顔を見て話したかった。

今だから出来ること。

ビデオ通話したいと言ったら、
『顔を思い出せないから?ほとんど会話になることなく時間が過ぎてしまうよ』って言ったけど、あらかじめ調べて、自分の言葉でシンに思いを伝えたいから話したいと言ったら、お互いの時間が合う日に話そうとなった。

でも結局話せなかった。

お互いに電話がかかってくるのを待っていたから。

シンは機種変したときLINEを消してしまったと言った。

シンに送ったLINEは既読になってないけど、私のLINEにはシンのアイコンが残っていたから、繋がると思っていたのに、消したことを忘れて約束をした。

電話出来るわけないじゃん。

またLINEをダウンロードするからIDを教えてと言われ、それに腹が立った。

そしてメールを返していない。

こんなちょっとしたことに腹を立て、メールしないなんて子供みたい。

私は前から成長していない気がする。

連絡が遅いとイライラしてしまう。

シンとメールする時は気持ちまで片想い中の頃に戻ってしまうみたい。

シンと話をしていると私の喜怒哀楽が激しくて疲れる。

それでもやっぱり気になるし、ふとした時に思い出している。

シンからのメールが3通ある。

まだ見ていない。

もう少し気持ちの整理が出来たらちゃんとメールしよう。

近いうち電話で話せるかな。



最近病んでいた。

ただ涙が出る。

悲しくないのに一日中涙が出る。

訳がわからない。

そして、自分の人生もういいかなって思うところまできてしまった。

その時は、シンのことも思い浮かばなかった。

今はメンタルも落ち着いて、なんでもういいやって思ったのかがわからないぐらい。

会えずに死んだら後悔しそう。

叶うなら…もう一度だけ会いたい。

会って、あの時のように辞書を使いながら話をして、キスして、抱きしめられて眠りたい。

1日だけでいいから、全てを忘れて会いたい…

たった1日だけ…

いや、数時間だけでいいから…

ずっと自問自答。

今の幸せがなくなってしまうかもしれない…

もしかしたら、シンと一緒に居たいと思ってしまうかもしれない…

でも、可愛い可愛い子供たちを捨てることなんて出来ない。

こうやって考えてることさえ、夫を裏切っていることになっているのかな…

いろんな考えが渦巻き、怖くて踏み出せない。

シンには連絡さえしていれば会えるよなんて言ったけど、本当にそんな日が来るのだろうか。

いつか…いつか…

会えるのかな。