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肝心な事を忘れとりやした。


あっしは一応はエンジンルームに開閉式のカバーを付けて中が見えるように作ろうと思っていたんですが


そうした場合、中を完全に見渡す事は出来ないと感じやして、結局の所はディスプレイ用のエンジンを作ろうと思った訳でして。


只今の所、急遽展示用のエンジンの部品を作ることになりやして、冷却用の機械の製作をしておりやす。


まあ、一応は型紙が残ってたんで、サクサク型どりをして後はヤスリがけと組み立てといった所でありやしょうか。


気持ちとしては、自分が作ったエンジンをしげしげと眺める訳でしょうが、まあ理屈はともかくこんな形をしているのかと前周を見渡して、後々にあっ、こうすれば良かったかなと研究できれば、また本物らしさを表現するためのスキルアップに役立てることが出来ればいいかと思う次第でありやす。


うちらの時代にはまだ無い物を考えているうちに、何だか江戸時代にタイムスリップしちゃうような気分になったと言うわけでござんす。


茶店で団子でも食べながら、一杯の茶でもすすって世間話に花でも咲かせていたら、逆にこんなものは作らなかったでありやしょう。


お先真っ暗のこの時代に、何の役にも立たねえ、いわゆる世間のつまはじきって奴ですが


こんなあっしの悲しい気持ちを察してやっておくんなせえ!


生意気な奴でござんすが、どうか温かい目で見守ってくれたら幸せです。

くぅ~!


許してくれるってのかい?


あんた、いい人だねぇ~。


まあ、一杯飲みなよ。


遠慮はいらねえ


ささっ、ぐいい~っと!

いや~いける口だねぇ~。


さあさあ、飲みなよ!