独りで家にいるとき、時々思い出すことがある。
子供のとき、独りで家にいることがとても恐ろしかった。
母が買い物に行くときに、自分も連れて行って欲しいと泣いてせがんだこともある。
幼稚園に行って、友達に話したことがある。
「独りで家にいたら、アイツが来るんだよ。」
「何が来るの?」
「知らないおじさん・・・」
「ははは、それだけ?」
「頭が・・・ぐちゃぐちゃに潰れてて・・・」
「何、怖い話・・・」
「話じゃないよ、本当のこと」
「・・・」
「何しに来るの?」
「何かを探してる、目が見えないから手探りで・・・」
「わー、こいつ怖がらせよととしてんだー」
「違うよ」
「ばっかぁ、知らないよー」
たいがい、こんな感じで話は終わってしまい、誰も助けてくれない。
そいつは、独りのときだけ現れる。
見たこともない人じゃない、以前旅行に行ったとき家族で撮った写真。
そこにそいつが写っていた、顔がおかしなおじさん。
そいつは写真の中から出てくる、だんだんと激しくなる。
家中をがさがさと漁りまくる、まるで死に物狂いだ!!
たまらなくなって叫んでしまった
「もう来るなよ、早く家に帰れよ!!」
あれから、自分が独りのときだけアイツは現れる。
ある日の夜、とうとう最悪のことが起きた。
アイツが、自分の寝ている寝床の前に現れてガサガサと布団を撫で回していた。
何度も、そいつは自分の居場所を探りながらうめき声をあげる。
「ウウゥー、ウウゥー、ジジジーギャギャー!!」
怖くなって布団を蹴飛ばすとそいつはいなくなる。
でも、また夜になると現れて同じことを繰り返す。
怖かった、ある日の夕方、怖くて家に帰れなかった。
空を眺めていたら、不思議な夢を見た、白昼夢とでもいうものか?
そいつは、その夢の中にいた、そしてこう言った。
「ボクハ、キミナンダ・・・ソシテ・・・シンデイク・・・」
思わず信じ込んでしまったが、自分は否定し続けた。
「なんだよ、ウソをつくなよ、僕はそんなにおおきくないぞおー!!」
「イツカ・・・キミハ・・・ヒト・・・ミズニ・・・コロサレル・・・」
「じゃあ、なんで毎日あんなことしてんだよ、言えよ!!」
「イエナイ・・・タダ・・・サガスダケ・・・」
「何を、何を探しているのさ?」
「キミハ、タイセツナモノヲステタ・・・カワリニサガシテイル・・・」
そう言って、彼は消えてしまった。
あれから、彼は現れなくなった、ただ、あの言葉だけが気がかりでならない。
ただ、自分の未来だとは信じたくはない・・・
だって、過去の自分が捨てたものが未来の自分を終わらせるなんて
とても信じられないから、ただそうならないことを祈るだけである。
今も、何もわからないまま・・・
子供のとき、独りで家にいることがとても恐ろしかった。
母が買い物に行くときに、自分も連れて行って欲しいと泣いてせがんだこともある。
幼稚園に行って、友達に話したことがある。
「独りで家にいたら、アイツが来るんだよ。」
「何が来るの?」
「知らないおじさん・・・」
「ははは、それだけ?」
「頭が・・・ぐちゃぐちゃに潰れてて・・・」
「何、怖い話・・・」
「話じゃないよ、本当のこと」
「・・・」
「何しに来るの?」
「何かを探してる、目が見えないから手探りで・・・」
「わー、こいつ怖がらせよととしてんだー」
「違うよ」
「ばっかぁ、知らないよー」
たいがい、こんな感じで話は終わってしまい、誰も助けてくれない。
そいつは、独りのときだけ現れる。
見たこともない人じゃない、以前旅行に行ったとき家族で撮った写真。
そこにそいつが写っていた、顔がおかしなおじさん。
そいつは写真の中から出てくる、だんだんと激しくなる。
家中をがさがさと漁りまくる、まるで死に物狂いだ!!
たまらなくなって叫んでしまった
「もう来るなよ、早く家に帰れよ!!」
あれから、自分が独りのときだけアイツは現れる。
ある日の夜、とうとう最悪のことが起きた。
アイツが、自分の寝ている寝床の前に現れてガサガサと布団を撫で回していた。
何度も、そいつは自分の居場所を探りながらうめき声をあげる。
「ウウゥー、ウウゥー、ジジジーギャギャー!!」
怖くなって布団を蹴飛ばすとそいつはいなくなる。
でも、また夜になると現れて同じことを繰り返す。
怖かった、ある日の夕方、怖くて家に帰れなかった。
空を眺めていたら、不思議な夢を見た、白昼夢とでもいうものか?
そいつは、その夢の中にいた、そしてこう言った。
「ボクハ、キミナンダ・・・ソシテ・・・シンデイク・・・」
思わず信じ込んでしまったが、自分は否定し続けた。
「なんだよ、ウソをつくなよ、僕はそんなにおおきくないぞおー!!」
「イツカ・・・キミハ・・・ヒト・・・ミズニ・・・コロサレル・・・」
「じゃあ、なんで毎日あんなことしてんだよ、言えよ!!」
「イエナイ・・・タダ・・・サガスダケ・・・」
「何を、何を探しているのさ?」
「キミハ、タイセツナモノヲステタ・・・カワリニサガシテイル・・・」
そう言って、彼は消えてしまった。
あれから、彼は現れなくなった、ただ、あの言葉だけが気がかりでならない。
ただ、自分の未来だとは信じたくはない・・・
だって、過去の自分が捨てたものが未来の自分を終わらせるなんて
とても信じられないから、ただそうならないことを祈るだけである。
今も、何もわからないまま・・・