書くことがないので今日は車のブレーキの倍力装置の点検のお話です。
写真の奥のまあるくて黒いドラムが倍力装置です。
知ってる人は知っている、知らない人は知らない話です。
車の倍力装置はご存じですか?
ブレーキをかける力を助けてくれるアシスト的な役割を持っています。
ブレーキはそもそも、ブレーキペダルを踏み込むことによってピストンが押されて、高い油圧の力が働き、車輪の近くにある摩擦材であるブレーキパットを車輪と連動して回転するディスクに押し付けて、減衰力を発生させて車の速度を下げる役割があります。
しかし、車はとても重い物です。だから慣性力はとても高く、人の力だけではとても大きな力が必要になります。
誰でも体育会系のマッチョではないですから、当然アシスト的な役割が必要になります。
そこでブレーキの倍力装置の登場です。
こいつの役割は、エンジンが空気を吸い込む時に発生する負圧を利用して力を出してくれます。
エンジンは空気と燃料を大体15:1の割合で混ぜて燃焼します。まあ、これを理論空燃費というのですが、その空気の通り道にパイプを繋げて、ドラム内の空気を吸い出すと大きな力が発生して、その負圧によりドラムが縮んでピストンを動かすロッドを動かしてくれるわけです。
お陰で楽に大きな力でブレーキをかけることが出来るわけです。
では、その倍力装置ちゃんが正常に働いてくれているかの点検法です。
まず、ブレーキを踏んだ状態でエンジンを回してみます。
するとペダルがスーッと引き込まれて行く感じが判るでしょう。
負圧が働いて倍力装置のドラムが縮んだ証拠です。
ペダルを放すと負圧を働かせるバルブが閉まり、外の外気圧が加わり正圧になります。
いわゆる1気圧の状態に戻るわけです。
今度はそれを利用して点検してみましょう。
ペダルを踏んだ状態でエンジンを止めてみてください。
そして今度は何回かペダルを踏んだり放したりしてみて下さい。
すると1回目より2回目、さらに3回目とペダルが重くなるはずです、倍力装置が働かないので次第に重くなり、ペダルが手前に押し返されて来る感じが判るはずです。
そうなれば
ばっちりよん♪